ニッサン新型シルビアがベンツやハイブリッドエンジンを搭載して復活へ!
この記事のもくじ
シルビアと言えば、日本を代表する2ドアクーペの美しいスタイリングのモデルです。
車両価格も手頃な価格設定ということもあり、若者からデートからドライブそしてスポーツ走行と一台でオールマイティーにこなせることにもありました。
そんなスペシャリティーカーのシルビアも2002年を最後に生産が途絶えていました。
しかし昨今のスポーツカーの復興を受けてシルビアも新型の復活の話が出てきています。
今回は、FRスポーツカーとして復活する新型のS16シルビアの最新情報をこれまでの歴史を振り返るとともに見ていきましょう。
ニッサン・シルビアとは?
そもそもニッサンのシルビアとは、どの様なモデルなのでしょうか?
シルビアはニッサン自動車が生産するFRの駆動方式の2ドアクーペで、初代のCSP311型から7代目のS15型まで、約40年間も生産されていたモデルです。
先ずは、歴代シルビアの歴史を振り返ってみましょう。
ニッサン初代シルビア CSP311型
販売期間1965~1968年
その心臓は1.6LのOHV直列4気筒エンジンは90馬力を誇り、4速ミッションにサスペンションは、リアは半楕円リジッドリーフですが、フロントにはダブルウィッシュボーンコイルを採用した最新最高の技術が搭載されていました。
初代シルビアは生産数は554台で’非常に貴重なモデルであり、そして世界的に非常に美しいデザインとして語り継がれています。
ニッサン2代目シルビア S10型
販売期間 1975~1979年
そのために初代モデルが宝石のようなスペシャルモデルだったのに対して汎用のモデルとして開発されています。
プラットフォームもB210型サニーがベースとなり、サスペンションに関してもフロントがストラット式、リアがリーフリジッド式を採用して初代から見ればグレードダウンなのは否定の使用がありませんでした。
アメリカでの車名は、Datsun 200SXでした。
ニッサン3代目シルビア S110型
販売期間 1979年~1983年
アメリカを意識したことでボディーサイスも室内の大きさを優先して大型化しました。
ニッサン4代目シルビア S12型
販売期間 1983年~1988年
3代目からキープコンセプトのフルモデルチェンジとなり、引き続きボディタイプは2ドアクーペと3ドアハッチバックの2種類が用意されました。
チルトアップ機構付き電動ガラスサンルーフを日本で最初に搭載したことでも有名なモデルです。
ニッサン5代目シルビア S13型
販売期間 1988~1993年
累計販売台数30万台以上という大ヒットモデルとなったのが、この5代目シルビアです。
特に初期の評価は88年と89年日本カー・オブ・ザ・イヤーやグッドデザイン賞を受賞してスペシャリィーティーカーとしての評価を高めます。
実際にこの頃にの大学の駐車場にはこのシルビアが多くと停まっていました。
しかし年数が経つにつれて別の人気が高まります。
それは走り屋から特にドリフトを好む人からの高評価です。
当時はまだAE86がコンパクトFRということで人気があったのですが、流石に年式も古くなりコンパクトなFRで高価格でないモデルが求められていたためにシルビアがこのお後継モデルとして好まれるようになったのです。
その後もこのS13シルビアの人気はAE86とともに衰えることはなく走り屋からの圧倒的な支持は健在です。
ニッサン6代目シルビア S14型
販売期間 1993年~1998年
更にボディサイズも室内空間の広さを優先して大型化したことにより、運動性能が落ちて走りを期待した人からも支持が得れずに販売台数は多くはありませんでした。
ニッサン7代目シルビア S14型
販売期間 1999年~2002年
そして1999年1月にフルモデルチェンジしたS14型となる7代目のシルビアは先代の失敗を糧に5ナンバーサイズに小型化してスポーツカーに負けない運動性能を得ています。
ただその車の完成度程は販売数は伸びず、それは時代の流れからクーペが流行らなくなってしまっていたことに寄ります。
もしこのS15がS14として発売されていたならば、ヒットモデルとなっていた可能性は高いと思います。
シルビア ヴァリエッタ
これが非常に美しいデザインで今見てもほれぼれします。
デザイン的には現代に売り出したとしても十分通用する非常にレベル高い名車だと個人的には思っています。
ニッサン新型シルビアのモデルチェンジ情報
一時期は日本のスポーツカーは、非常に厳しい時代があり多くのスポーツカーやスポーティーカーが廃止となってしまいました。
それが、ここで再び復興してきています。
既に復活したモデルとしては、ホンダの新型NSXそしてビートの新型となるS660があります。そして更にこれから発売が噂されているモデルでは、トヨタの新型スープラ、マツダの新型RX-7、スズキの新型カプチーノがあります。
これからその予想スペックとともにエクステリアデザインの予想にもつながる新型シルビアかと噂された2台のコンセプトモデルを見てみたいと思います。
ニッサン新型シルビアのコンセプトモデル
ニッサン:Emerg-E(エマージ)
そのまず一台目は2012年3月のジュネーブ・モーターショーに出展されたコンセプト・モデル”Emerg-E(エマージ)”です。
このモデルはニッサンの高級ブランドのインフィニティとして出されたもので、レンジエクステンダー付きスポーツEVカーでした。
動力ユニットは電気モーターを2つと1.2Lの3気筒エンジンを組み合わせたハイブリッドシステムでした。
そのパワーは408psを誇り、”0-60mph(約96km/h)をジャスト4秒で加速し、130mph(約209km/h)の速度に達するまで30秒”という発表でした。
しかもその燃費もJC08モード燃費は42km/Lという素晴らしい数字を示しています。
その美しい姿を写真で見てください。 写真を見ても分かる通りカーボンファイバー製ボディーで、ミドシップ・レイアウトのスーパーカースタイルを持つ美しいクーペです。
しかし新型シルビアとして考えたときにカーボンファイバー製はないとしてもピュアスポーツカーのスタイルにするのでしょうか?
美しいクーペボディーにイメージのシルビアですが、このスタイルは違うと思うので、個人的にベースにはしないのではと思います。
公道を走っているEmerg-E(エマージ)の動画です。
ニッサン:IDxコンセプト
更にもう一台のコンセプトモデルは、2013年の東京モーターショーで発表したコンセプトカー”IDxコンセプト””IDx NISMO”です。
ボディーサイズの具体的な数字は、全長:4,100mm全幅:1,700mm全高:1,300mmであり確かにシルビアのイメージにぴったりですね。
特に”IDx NISMO”は昔のレーシングカーのテイストが加わっていて昔からのファンには堪らないデザインをしていました。
そのエクステリデザインは下の写真になります。 しかし発表当時はここまでスポーツカーの人気が復興していなかったことやニッサン・ルノーともにボディーサイズに合ったFRのプラットフォームがなかったことからコンセプトモデル止まりで市販化はないと言われてもいました。
ニッサン新型シルビアのエクステリアデザイン??
最近の新型シルビア復活の噂が広がる中でネット上で新型シルビアが発表されたと騒がれたことがありました。
その新型シルビアの写真が下になります。どうですか?非常に美しくて完成度が高いでしょう。
これは確かに欲しくなりますよねぇ。
でも実はこれは新型ティアナを加工してネットに載せたいたずらだったんです。
下の写真がその元のティアナです。
しかし素晴らしい加工とデザインです。これなら新型シルビアはこの写真のままで発売してくれて良いんじゃないかとも思いますよね。
ニッサン新型シルビアのの予想基本スペック
ニッサン新型シルビアののプラットフォーム
- メルセデスベンツのプラットフォームの改良型
販売台数が見込めない2ドアクーペのためにプラットフォームを開発する費用をかける余裕は現代の自動車メーカーにはないからです。
しかし最近メルセデスベンツ社との提携が進みメルセデスベンツのFR用MRAプラットフォームを提供してもらえる可能性が高まり、新型シルビア復活が現実味を帯びてきました。
しかもメルセデスベンツのFR用MRAプラットフォームは自由度が高くスモールFRとしてのボディーサイズにまで短縮も可能という話です。
ニッサン新型シルビアののボディーサイズ
- 全長 4450mm x 全幅 1690mm x 全高 1080mm
- ホイールベース 2520mm 車体重量 1100kg
誰もが連想するようにライバルはトヨタ86やスバルBRZでもあるのですが、むしろマツダのロードスターになるかもしれないようです。
S15よりも小さくなる可能性もあるようです。
ニッサン新型シルビアのトランスミッション
- マニュアルモード付き6速AT
実はマニュアルの話が出てこないのですが、新型シルビアのコンセプトを考えると6速マニュアルが搭載されるとは思うんですけどね。
ニッサンのモデルですから、ルノーブランドの兄弟車を開発する可能性もありますし、ヨーロッパで発売する予定でしょうから、マニュアルミッションは搭載するでしょう。
ニッサン新型シルビアのの駆動方式
- FR
これこそシルビアのアイデンティティです。
ニッサン新型シルビアのの搭載エンジン
まずは最初のエンジンはニッサンのグループであるルノーのエンジンになります。
ガソリンエンジン:F4R型
- 2.0L 直列4気筒DOHC16 バルブターボ
- 最大出力:273ps(201kW)/5500回転
- 最大トルク:35.7kgm/1,200rpm-4,000rpmkgf.m/回転
ルノーの2.0L 16V ターボエンジンといえばメガーヌ・スポールに採用されているエンジンでメガーヌ・スポールはFF最速をホンダのシビックタイプRと争っているモデルです。
過激なこのエンジンをFRのシルビアに搭載した高パフォーマンスモデルです。
これは興奮するなってほうが無理な話です。
ガソリンエンジン:274M16型
- 1.6L 直列4気筒ターボエンジン
- 最大出力:156ps(115kW)/5300回転
- 最大トルク:25.5kgm(250N・m)/1200-4000回転
2つ目の候補のエンジンはメルセデスベンツのCクラスに搭載されている1.6Lのターボエンジンが予想されています。
これはプットフォームと抱き合わせでメルセデスベンツから提供を受けるので比較的コストを抑えれた上に車としての相性は保証されたものとなります。
ただしCクラスのこのダウンサイジングターボエンジンは非力ではないですが、スポーツユニットではないのでスタンダードモデル用の動力ユニットに該当します。
ニッサンの新開発e-POWERシステム
e-POWERは、ニッサン新型ノートに採用されたハイブリッドシステムで走行に関しては全ての場面で電気モーターを使い、ガソリンエンジンはその動力源となる電気を発電するためだけに使われるという通常のストロングハイブリッドシステムよりもEV(電気自動車)に近いものとなっています。
新型シルビアではこのパワーユニットを搭載することで環境問題を意識した未来型スポーツカーとして販売していきたい意向です。
確かにハイブリッドシステムでパワーのあるFRスポーツという肩書なら新しい時代の旗モデルとなりえるでしょうね。
ニッサン新型シルビアのの最新技術の装備
自動運転技術プロパイロットの搭載
自動運転技術のプロパイロットは、今のニッサンの看板技術です。
それをスポーツカーに最初に搭載することになるのは、新型シルビアとなりそうです。
ニッサン新型シルビアのの発売時期
2017年の東京モーターショーではコンセプトモデルなり何か発表がある可能性は残念ながら高くはないです。
そして発売は2018年内か2019年に発売となる予定です。
ニッサン新型シルビアのの予想価格
新型シルビアの車両価格ですが、250万円から300万円になると予想されています。
ライバル関係を優先してエンジンを選んだ場合には、200万円の前半となる可能性もあります。
ぜひ若い子が、走る楽しさを体感できるモデルとしての価格設定にしてもらいたいです。
ニッサン新型シルビアのライバル
現在発売されているシルビアのライバルとなるモデルも新世代となり現代を代表するモデルとなっています。
トヨタ新型86
トヨタにスポーツカーは作れないと言われていた時代もありましたが、この86は遊び心あふれるスポーツカーとなりました。
速さよりも車を運転する楽しさを、体現したモデルと言えます。
スバル新型BRZ
スバルが久しぶりに発売した2ドア車は純粋に速さを求めたストイックなモデルです。
WRXと並びスバルの純粋な気持ちの塊のようなモデルとなりました。
マツダ新型ロードスターRF
このモデルを超えることが出来るかが、新型シルビアの最大の課題となるでしょう。
しかしニッサンもその壁の高さが分かった上で挑戦してくることでしょう。
ホンダ新型S1000
ホンダのS660は本格的な軽スポーツカーでしたが’、世界のニーズに答えて車格をアップさせたS1000の発売がスタンバイしています。
車としてのアプローチは大きく異なるだけに面白い比較が出来そうな2台ですね。
日産新型シルビアS16のモデルチェンジのまとめ
どうでしたか?ニッサンの新型として復活するシルビアは?
ニッサンの最新の技術を体現した未来型のスポーツカーとなることでしょう。
それだけでも興奮するのですが、ルノー・メガーヌの2Lの最強エンジンを積んだスペシャルモデルも計画されているのも凄いです!
世界中の多くの人が考えていたはずなんです、メガーヌRSがFRのだったらなぁって。
それを実現するモデルが、新型シルビアとなるということです。
これは多くの意味で世界的に注目のモデルとなることでしょう。本当に楽しみです。
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