軽自動車の歴史を大きく変えたのが、スズキのハスラー!
この記事のもくじ
一時期元気が無くなっていた日本の自動車業界ですが、数年前から段々元気を取り戻してきていると思います。
利益を追求しリスクを排除した車も業界の基軸となるのは真理だと思います。
そんな状況に向かっていた車の方向を変えるターニングポイントとなったのが、ハスラーの成功でした。
マーケティング重視も良いですが、やはり遊び心がある車は人生を豊かにしてくれます。
商業主義からは生まれないワクワクする車とは?
車って本当の存在理由は移動手段であったり運送するための道具だったりするわけです。
実際に多くの人が車に求めているのはそんな実用的な話だと思います。
最近の燃費を重視する傾向もこの範疇でしょう。
この考えを追求していったのがトヨタですよね。だからトヨタは自動車メーカーではなく自動車を販売する商社と言われる理由です。
車への拘りより売ることへの拘りが強いわけです。
スポーツカーをメーカーが作らなくなるのも同じ理由です。
この数年でやっと日本の自動車メーカーは長い冬の時代を終わらせて、ワクワクする車創りを始めていると思います。
その象徴がスポーツカーの86やスープラ、S660などと言った車です。
そして、また別の意味で心躍る車の存在がハスラーというわけです。
スズキの車が今でも元気がある理由
ソニーしかりホンダしかり。
これってワンマン社長の力が強かった時代には日本の企業は世界的にも多くの素晴らしい仕事をしていました。
時代的に戦後から這い上がり世界企業になっていった時代だったわけです。
その社長達も今は一級戦を退いたり他界したりして民主的な大企業に変革していったんだと思います。
合議的で民主的、多数決で決まる企業となったわけです。
これって良いことですよね。
でも、、、、それは同時に日本企業が力を失っていったんだと思うわけです。
起業としての決定力や推進力は実は独裁だから本領を発揮だきる面があるわけです。
博打が打てるからリターンも大きく取れるわけです。
安全策を取るようになった企業は、ローリターンしか受け取れない体質の企業となる簡単な話です。
独裁・ワンマン社長なんて聞くと悪いイメージですが、それは体制を表現しているわけで実の部分で良か悪かを判断しないといけません。
独裁と言う体制の中で良質の政治が行われる状態を人は、哲人政治と呼びます。
日常を楽しくする人生の価値観を提案するハスラー
そんなスズキ自動車だからこそ作ることが出来た遊び心満載の車がハスラーです。
車の存在感だけで多くの人を納得することが可能な数少ない本物の車だと思っています。
車を移動や運ぶ手段としてではなく自分の人生や価値観に影響を与えてくれそうな期待感を感じる車だからです。
ハスラーにはそんな印象を感じる数少ない車だということです。
人生は安全な選択ばかりしていたら面白みが無くなってしまうことを象徴しているようにさえ思える車だと思います。
だってほら☟外観だけ見ても分かるでしょ?
ピンクのボディーカラーにツートンカラーですよ。
これが似合ってしまうデザインって凄いと思いません?違和感ないでしょ?
例えば同じピンクのボディーカラーだとしてもこんな感じです☟出典 http://jalopnik.com/5971566/toyotas-pink-grandpa-car-is-surprisingly-awesome
どうですか?違和感ありありでしょ。
なんでトヨタはクラウンでピンクのボディーカラーをウリにしてみたんでしょうね。
企画から造り込まないとワクワクする車は出来ないんですよ。
ピンクのハスラーは乗れますが、このピンクのクラウンは乗りたくないですよねぇ。
自動車業界の方向性を変えたスズキのハスラーのまとめ
この車を世に出してくれたことに感謝です。
そんな大好きなハスラーですので、これからこのブログでもハスラーの特集をしてその魅力を伝えていきたいと思っています。
色々な角度からの観察と考察からハスラーを丸裸にしてみたいです。
(ん?なんかやらしい?違いますよ、変な意味に取らないでくださいね)
いやぁ、しかしピンクが似合うハスラーって凄すぎます。
今の自動車業メーカーの中で輝いてますよ、スズキ自動車さんっ!