新型シエンタの衰えぬ人気の理由をチェックしてみよう!
この記事のもくじ
2015年7月にフルモデルチェンジしたトヨタのシエンタの人気は年月が経過しているにも関わらず、衰えが見えません。
2位のセレナが54,334台に対してシエンタは54,005台で、その差はたったの329台でした。
4位には、同じくトヨタのヴォクシーがランクインしていますが、1万台以上の差をつけています。
今回はそんなシエンタの驚きの人気の秘密に迫りたいと思います。
新型シエンタのウリはエクステリアデザイン!
シエンタとフリードは、コンパクトミニバンというジャンルで売り出しており、両者がトップ3にランクインしています。このことからコンパクトミニバンのニーズが高まっているということが分かりますね。
ミドルミニバンと言えば、ノア・ヴォクシー・ステップワゴン・セレナが代表的な車種でしたよね。
そこへ食い込んできているのが、シエンタとフリードなのです。
シエンタは、12年ぶりのフルモデルチェンジで大成功し、爆発的にヒットしました。それにはいくつか理由があります。
すでに、コンパクトミニバンとして独占的に売り出していたフリードに対抗する形で、ミニバンらしくないデザインで登場したのです。
フリードはどちらかというと、ミドルミニバンに寄せているデザインになっていますが、シエンタはあえてミニバンらしくないところを狙ってきたのかもしれません。
人気となる理由を1つ1つ検証してみよう!
それではトヨタ・シエンタが人気となっているその理由を見ていきましょう。
理由①コンパクトなボディーサイズは女性が喜ぶジャストサイズ
先ほども冒頭で触れましたが、コンパクトミニバンの需要が高まっているんです。
それは、軽自動車やコンパクトカーよりも大きく、ミドルミニバンよりは小さいサイズが今までなかったからです。
今までファミリーカーと言えばミドルミニバンでした。
運転が得意な人や好きな人は良いですが、運転が苦手な人にとってミドルクラスのミニバンを運転することは難しいんです。
教習所の車がミニバンだったらいいんですけどね。(笑)
男性も女性も関係なく、運転の得意・不得意は必ずあります。男性だから運転出来て当たり前でしょ?といったことはありません。私の友達にも、ペーパードライバーの男性もいますからね。
特に、都内や栄えている街に住んでいる男性は、普段から車を運転しないため、ミドルミニバンを運転することに高いハードルを感じるそうです。
ミニバン好きな私は、両親が乗っていた古いミニバンを譲り受け乗っていましたが、慣れるまで2回も壁にぶつけています。
車の運転が苦手ということもなく、むしろ好きですし、得意な方だと思っています。それでも、ミニバンの長さに慣れず、駐車やカーブの時にぶつけてしまいました。
約5メートルという長さが怖くて運転を難しいと感じる人が多いんでしょう。
少し前置きが長くなってしまいましたが、コンパクトミニバンはこの問題を解消しているミニバンだと言えます。
つまり、男性でも女性でも、運転のしやすさが人気の理由の一つになっています。若いファミリー層に人気を集めているのも、そのような理由からでしょう。
特に、女性が運転しやすいということがポイントで、シエンタは女性をターゲットとしてデザインや内装にしてきたんだなぁということが伝わってきます。
理由②カラーバリエーションは日本でもトップレベル
女性をターゲットにしていると感じるポイントの一つとして、カラーのバリエーションがあります。上の写真のように、『MONOTONE』で9種類のカラーが選択できるようになっています。ホワイトに関しては、『ホワイトパールクリスタルシャイン』と『スーパーホワイトⅡ』の2種類が用意されています。(※スーパーホワイトⅡは車いす仕様車のみ選択可能)
さらに、2色を組み合わせた『FLEX TONE』というカラーも5種類あります。すべて合わせると、14種類から色が選択できるようになっています。
ただでさえ、デザインが他の車と違っていて、人とは違う車に乗れるというメリットがありますが、カラーが14種類もあることにより、さらに人とはかぶらない車を選ぶことが可能になりますね。
今は、個性の時代と言ってもいいぐらい、自分オリジナルを求めている人が多いと思います。
都内を歩けば、個性的な人たちばかりですから。(笑)
理由③電化製品を参考としたセンスの良い内装
オシャレなデザインなのは、エクステリアだけではありません。
内装も、今までのミニバンにはないデザインになっており、一言で言うと、『オシャレな家電製品』のような内装になっています。
それがこちら。いかにも、女性が好きそうな雰囲気ですよね。
理由④白の内装色がオシャレで使いやすい
特に色合いです。ミニバンだけでなく、日本車全般に言えることですが、白を内装色に採用することはあまりありませんでした。
しかし、同じトヨタのノアでも採用されています。
ノアでは、フロマージュというカラーが2017年7月のマイナーチェンジから採用されており、シエンタでも同じカラーを採用しています。
今まで白を使わなかった理由として一番大きいのが、『汚れが目立つ』という欠点です。確かに汚れがすぐ目立ってしまいますね。
しかし、一番汚れてしまうのはインテリアのパネルではなく、シートなんです。シートは、汚れたまま座ったり、飲み物や食べ物をこぼしたりする可能性が高いからです。
ホワイト系の色が車内に入っていることで、明るく広々とした空間にすることができます。それは、ホワイト系の色の特徴です。
同じ空間だったとしても、ブラック系とホワイト系では、感覚が全く違うはずです。それほど、色の効果は大きいということですね。
さらに、最近では、ホワイト系についてしまった汚れを落とす、ホワイト系専用のクリーナーが開発されています。そのため、ホワイト系の内装色を採用してきているのでしょう。
このホワイト系を採用しているところも、女性にウケるポイントではないでしょうか。
理由⑤女性的な美しい曲線の内装のデザイン
そして、なんと言っても内装のデザインです。
今まで見たこともないようなデザインに仕上がっていますね。
ミドルクラスのミニバンの内装は、どちらかというと、男性目線で考えられているため、ガチャガチャしている印象を受けました。
しかしコンパクトミニバンのシエンタでは、そのガチャガチャしている印象は全くなく、滑らかなで柔らかい曲線的な美しさを感じます。
もう一度先ほどの写真を見てみましょう。
特に助手席の前のデザインは、今までにない感じですよね。
さらにオレンジのワンポイントカラーが印象的ですね。
しかしここで注意が必要なポイントがあります。
オレンジカラーはとても、目立ちますが、ボディーカラーや内装カラーに関係なく、ワンポイントカラーはオレンジだそうです。
気にならない方であれば、お好みの色を選択してもいいかと思いますが、全体的な色のバランスを気にするのであれば、注意して色選びをしてほしいと思います。
理由⑥充実の収納スペースが実用性が高い
女性が気にするポイントは、色合いやデザイン性だけではないはずです。現実的に、使いやすさということも車選びの重要な要素だと思います。
その一つが車内の収納スペースです。特に、運転席や助手席にある収納スペースです。
まず、ドリンクホルダーがインテリアパネルに埋め込まれているのがオシャレですね。さらに、ドリンクホルダーの口が傾いていて、出し入れしやすくなっています。ちょっとした気遣いがすばらしいですね。上の写真は、助手席の前の収納を一つ一つアップした写真です。
オレンジの部分をオープンさせると、BOXティッシュが入るほどの収納があります。その下のスペースには、ポーチが入るぐらいの収納があります。
そして、さらに下の収納が一番右の写真です。
ココには、だいたい車検証や取扱説明書を入れておく人が多いのではないでしょうか?
私が気になってポイントは、真ん中の写真のポーチが入るぐらいのスペースの写真です。
実は、ここにシガーソケットが隠れているんです。
ビックリしました!
ここに持ってくるという今までとは違う!という驚きでした。
運転席からは離れてしまいますが、シガーソケットはスマホの充電ケーブルで使用する方が多いはずです。
運転席と助手席の間にシガーソケットがあるデメリットは、ケーブルがたるんで邪魔になるということです。運転席と助手席の間には、だいたい自分の荷物を置く人が多いと思います。そこにケーブルが邪魔をしてきた経験をしたことはありませんか?
私も、それが嫌で、いろいろ工夫していたことを思い出しました。
シエンタのように隠れた場所にあることで、ケーブルも目立ちませんし、荷物を置く際に邪魔になることもないので、素晴らしい場所に設置したな~と感動してしまいました。そして、さらにこれまでとは違う箇所が2つもあります。
特に、右の写真の紙袋をかけておくフックです。
このフックは、常に出ているわけではなく、使わない時は、しまっておくことができるのです。フックの部分が回転する構造になっているため、使う時だけフックを出せばいいのです。
これも、素晴らしい収納方法だな~と驚かされました。
理由⑦多彩なシートアレンジのアイディア
女性をターゲットとしていると感じたポイントは、エクステリアのデザイン、実用的な収納スペースだけではありません。
コンパクトと言えど、ミニバンはミニバン!
2列目と3列目の居住空間やシートアレンジも重要な要素になってくるわけです。
まずは全体の写真から。ここは、しょうがないですが、3列目に行くにしたがって、スペースが小さくなっていますね。上記の写真は、7人乗りの仕様です。
そして、フリードに劣ってしまうポイントとして、3列目のシートの質があげられます。フリードは、2列目を前後に移動できるため、3列目のスペースの調整を可能にさせていますが、シエンタではそれが出来ません。
しかしシエンタには、フリードにはない強みがあります。
それは、3列目のシートの収納方法にあります。
〇3列目のシートは収納可能
通常のミニバンでは、3列目のシートは跳ね上げ式といって、両脇に跳ね上げてスペースを確保するというのが一般的です。
それがシエンタは、3列目のシートが2列目のシートの下に格納できる構造になっているんです。これも本当に素晴らしい収納方法です。
上から順に見ていきます。
まず1枚目の写真。2列目のシートを1列目に近づけるようにたたみます。このたたみ方も非常に簡単で、女性が軽々出来てしまうほど簡単です。そして、3列目のシートをたたみます。次に2枚目の写真です。たたんだ3列目のシートを、そのまま前に押し出すと、2枚目の写真のようになります。最後に3枚目の写真です。3列目のシートは、2列目のシートの下に潜り込むような位置にくるため、2列目のシートを元に戻すと、3枚目の写真のようになるんです。このように格納することで、荷台部分を無駄なく使用することができます。跳ね上げ式だと、跳ね上げた部分がどうしても邪魔になってしまい、背の高い荷物を載せるとすぐいっぱいになってしまうんです。
その点、シエンタはシートが格納されているため、3列目の空間をフルに活用することができます。
〇シエンタの3列目シートはトランクスペーストTOYOTA割り切る
先ほどのシートアレンジは、女性でも簡単にできると言われ、シエン」のHPの動画でも紹介されています。本当に簡単にアレンジできている様子を見ることができます。
しかし、簡単とは言っても、毎回アレンジするのは面倒だと思います。
そこで、シエンタの乗り方をこうするべきです!
3列目は常に格納し、5人乗りとして使用するということです。
実際、街中で走っているフリードを見ると、跳ね上げて走っている方をよく見かけます。ということは、3列目はあまり使用しないという結果なのか、結局コンパクトミニバンは3列目は使い物にならないということです。
そうだとすれば、3列目は常に格納し、荷台として使用すべきです。
理由⑧実はライバルよりも安い車両価格
シエンタとフリードで検討しているのであれば、価格でも迷われているはずです。なんと、ライバルにも関わらず、フリードの方が20万円ぐらい高い価格設定になっているんです。
確かに装備の充実したグレードしかフリードにはないですから、その分高く設定されているというのは理解でします。
でも車を買いたい人のすべての人が高い装備が欲しいわけではなく必要最低限で本来の車の機能があればいいという人もいるので選択の幅があったほうが親切だと思います。
この点ではシエンタの方が好感が持てます。
新型シエンタの人気の秘密は?内装やシートアレンジの工夫のまとめ
ミニバンの中でも、あまり遠出をせず街乗りで使用するファミリーカーであれば、コンパクト・ミニバンがあなたの生活にピッタリでしょう。
シエンタは内装や装備・シートアレンジにメーカーのアイディアと最新の技術の粋を投入した渾身のモデルです。
小さなボディーに使い勝手の良い室内空間という矛盾に挑戦した傑作モデルです。
ある意味での車の究極の形をシエンタに見ることができます。
これから先もそう簡単にシエンタを超えるモデルは出てこないでしょうね。
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