新型N-ONE(エヌワン)のモデルチェンジ最新情報
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N-ONE(エヌワン)は、ホンダが本気で軽自動車でナンバーワンになろうとして開発したNシリーズの象徴的なモデルで、他のシリーズに対してエクステリアデザインや走行性能に拘った正に現代に復活したN360と言った車になります。
ホンダの人気シリーズNの名前が付くモデルの中でも、N-ONE(エヌワン)は少し特別なコンセプトのモデルです。
エクステリアデザインに関しても、ホンダの伝説的な名車となるN360をモチーフに現代風に書き起こされたデザインです。
これはコンパクトなボディサイズではあるものの、パイクカーの様なそのいで立ちで、N-ONE(エヌワン)を所有するだけで喜びを感じることができる、人生のアイデンティティーの象徴となる車を目指したものです。
今回は、そんなホンダのN-ONE(エヌワン)のデザインやスペックなどを見ると共に、次期N-ONE(エヌワン)のモデルチェンジ内容を見ていきたいと思います。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)のモデルチェンジ情報
ホンダのNシリーズが、ついに第2世代へモデルチェンジが始まりました。
その1弾がN-BOX(エヌ-ボックス)であり、2017年8月の発売となりました。
新型N-ONE(エヌワン)は、大きく3つの点での変更が行われる予定です。
基本的にはNシリーズは共通のコンポーネンツを使いますからN-BOX(エヌ-ボックス)と同じ改善はされる予定です。
では、これからその内容を細かく見ていきましょう。
1.ホンダ新型N-ONE(エヌワン)の新プラットフォームの採用
現行のN-ONE(エヌワン)は、Nプラットフォームと呼ばれるNシリーズ様に新開発されたものが使用されています。
これをわずか5年で、新型プラットフォームに切り替えます。
その理由は軽量化です。軽量化されたプラットフォームを採用することの第1の目的は燃費を向上させるためです。
他のモデルでは快適性を向上させるための室内空間の拡大や静寂性の向上をするためにプラットフォームを一から設計する意味もありますが、N-ONE(エヌワン)においては軽量化と剛性の強化による走行性能の向上ですね。
その為にエンジンに関しても、燃費向上とトルクフルで乗りやすいエンジン特性を目的とした新型エンジンを新規開発しています。
2.ホンダ新型N-ONE(エヌワン)の燃費の改善
エンジンは現在のN-ONE(エヌワン)が搭載しているS07型エンジンから変更します。
このS07型エンジンはホンダのエンジンらしく非常にスムーズに回りパワーも出ていた評判が良いモノです。
残念ながら燃費に関しては優秀と言い難いのが事実です。
この最大のウィークポイントを改善すべく燃焼効率や冷却装置などS07型エンジンのパーツ1つ1つから見直し改善に取り組んでいたようですが、なんと新型エンジンを開発してきました。
その新型N-BOX(エヌ-ボックス)に搭載されたS07B型エンジンのスペックは下の様になります。
S07B型:水冷直列3気筒DOHC658ccエンジン
- 660cc直列3気筒DOHC
- 最高出力=43kW(58ps)/7300rpm
- 最大トルク=65Nm(6.6kg-m)/4800rpm
- 電子制御燃料噴射式(PGM-FI)
- 使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
S07B型:水冷直列3気筒DOHCターボ吸気658ccエンジン
- エンジン=660cc直列3気筒DOHCターボ
- 最高出力=47kW(64ps)/6000rpm
- 最大トルク=104Nm(10.6kg-m)/2600rpm
- 電子制御燃料噴射式(PGM-FI)
- 使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
特にこのエンジンのウリは、自然吸気エンジンの軽自動車エンジンに初採用される可変バルブV‐TECです。
V‐TECはホンダがエンジン屋としてのプライドのような技術ですから、ホンダが本気で勝負してきている意気込みを感じますね。
しかもこの高スペックなら新型N-ONE(エヌワン)のコンセプトを昇華させて高次元のバランスを実現する可能性があります。
V‐TECを搭載した自然吸気エンジンを搭載したエンジンは、ターボエンジンと比べるとパワーは下回るかもしれませんが、エンジンフィールの気持ちよさやドライブする楽しさは上となる可能性があります。
新開エンジンの登場により予想以上に、新型N-ONE(エヌワン)は期待できるモデルとなりそうです。
3.ホンダ新型N-ONE(エヌワン)の安全装備の充実
ホンダの先進技術である安全装備に関しても充実し、グレードアップされたホンダセンシングが搭載されます。
その内容に技術は下記の技術になります。
- 自動ブレーキ機能
- サイドカーテンエアバッグ
- 車線維持支援システム
- 路外逸脱抑制機能
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 標識認識機能
- アクティブクルーズコントロール
- 先行車発進お知らせ機能
ただしアダプティブクルーズコントロールは搭載されない可能性もあります。
緊急自動ブレーキの作動域が30キロ以下なのに対してホンダセンシグではミリ波レーダー+単眼カメラで80キロ以下と大幅な性能向上が施されるだけでなく歩行者も検知可能となり安全性能は大きく改善されます。
このホンダセンシングに関してフィットでテスト動画が下のモノになりますので、参考にしてください。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)の予想車両価格
ただしその具体的な金額に関しては、ホンダセンシングや基本部分を上乗せした10万円程度となる可能性もあれば、プレミアムカーとしてのコンセプトを追求して、性能面をグレードアップした分、更に上の価格にスライドする可能性もあります。
こうした挑戦をホンダがするかどうかでしょうね。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)の発売時期
2019年の年末の可能性もあるのですが、元々多く売れるモデルではないので、年末商戦にはあまり関係はなく無理をして開発を急ぐよりも、完成度を優先して、2020年となる可能性の方が高いです。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)のライバル
N-ONE(エヌワン)のライバルと言えば、本来は日本の軽自動車界には存在しません。
本来はセダン系ジャンルのアルトがそうなのかもしれませんが、ホンダとしてもプレミアムカーということで、そのジャンルのモデルとして開発されたものではありません。
まだまだいろんな意味でライバルには及ばない点が多いのですが、将来的にはそこに並べるようになってもらいたいものです。
プレミアム感と遊び心、そしてブランド力、全て揃ったモデルですから、N-ONE(エヌワン)がライバルと認められるモデルとなったら凄いことだと思います。
BMW ミニ
BMWがローバーからブランドを買い取ることで、現代に復活したミニです。
BMWがあえて自社ブランドではなくミニという車名を前面に出したことで大成功したモデルです。
車としての完成度も非常に高くクイックでゴーカートのようなハンドリングに意外と広い室内空間や誰もが認めるそのブランド力が正にN-ONE(エヌワン)が目指す完成形がここにあると思います。
いつの日かN-ONE(エヌワン)もライバルとなれる日が来てもらいたいものです。
Fiat500
フィアット500もミニの大成功を見て、N-ONE(エヌワン)と同じように過去の成功モデルを現代に復活させた車です。
決してパワフルで速い車ではないのですが、乗っていて気分がファンになれるイタリアらしい車です。
この手の車はイタリア人が最も得意とするジャンルだと思います。新型N-ONE(エヌワン)でも見習ってもらいたいと思います。
ホンダ現行N-ONE(エヌワン)を見てみよう!
世界のホンダが、本気で軽自動車においてもナンバーワンを取るべく構築した戦略が、車体の基本的なコンポーネンツを共通にすることで、高性能で車両価格を抑えたモデルを開発することでした。
そんなNシリーズを有名にしたのが、CMで何度も耳にしたキャッチコピーの”New・Next・Nippon・Norimono”と言うフレーズでした。
このキャッチコピーの意味は、ホンダが提案する日本の新しい次の乗り物つまり車という意味です。実はこのキャッチコピーは、ホンダの創業者である亡くなった本田宗一郎が名づけたものになります。
このキャッチコピーを考えた本田宗一郎は、当時の日本は高度経済成長でこれから生活が豊かになっていく日本人に対してより多くの人に利用してもらって生活を豊かにする新しい乗り物を提供したい、そんな思いを込めた車だったそうです。
現代のホンダが、Nシリーズを展開するにあたってそのニューモデルに込めたコンセプトが、正に当時の本田宗一郎が考えたN360と同じだったということです。
N360は、バイクのメーカーとして知名度はあっても、自動車の開発に関しては始めたばかりの、ホンダが初めて4輪の乗用車を本格的に販売したモデルでした。
N360は、天才の本田宗一郎が考えた新しい発想のモデルでした。
ホンダ・N360とは?
N360は、当時は小型車においてもフロントエンジン・リアドライブのFR がメインであるのに対して、軽量化と室内空間の確保を重視しフロントエンジン・フロントドライブのFFを採用しています。
これに、ホンダが製造していたオートバイのCB450のエンジンをボアダウンするだけでなく、内部の仕様変更して車用にチューンして搭載しています。
エンジンは最高出力31馬力と当時のライバル車種の中でも最も高いパワーを持ったエンジンとなりました。
そのボディに載せるミッションも自社開発に拘りホンダマチックと呼ばれるホンダ製ミッションを搭載します。
ホンダとしてもこの本田宗一郎のスピリッツと日本の自動車業界に革新をもたらしたN360の再現を狙ったモデルとしてNシリーズを開発しました。
そのシリーズの中でも象徴的なモデルフラッグシップモデルとしてN-ONE(エヌワン)を発売しました。
これは当時のN360のCMです。
N360の簡単なスペックは下の様になります。
N360 販売期間 1967年-1972年
- 通称 Nっころ
- 3ドアハッチバッグ・2ドアクーペ
- 4サイクル2気筒 SOHC354ccエンジン
- 最高出力 31ps/8500rpm
- トランスミッション 4速マニュアルミッション OR 3速オートマチック
- 駆動方式 FF
- サスペンション 前:ストラット 後:半楕円板バネ式固定軸
- 全長 2995mm 全幅 1295mm 全高 1345mm 車両重量 475kg
輸出向けモデルとして、排気量をアップしたN400やN600も開発して、1970年にフルモデルチェンジも施されてNⅢ360と呼ばれるモデルが登場します。
下のCMはN360からNシリーズが始まっていることを表現したものとなっています。
ホンダNシリーズとは?
Nシリーズは、全て共通のプラットフォームを待つのですが、コンセプトやターゲットにより幅広く異なる仕様のモデルを誕生させています。
ホンダが本気で作った軽自動車のNシリーズは、現在販売しているモデルは5種類あります。
N-BOX(エヌ-ボックス)
N-BOX(エヌ-ボックス)は、Nシリーズの中でメインマーケットとなるスーパーハイトワゴンモデルになります。
今や軽自動車というわけではなく、日本で一番売れるモデルを争うホンダの代表モデルです。
N-WGN(エヌ-ワゴン)
N-WGN(エヌ-ワゴン)は、ハイトワゴンでありシャープなエクステリアデザインと使い勝手を上手くバランスさせたモデルです
N-BOX+(エヌ-ボックス プラス)
N-BOX+(エヌ-ボックス プラス)は、室内空間に拘ったN-BOX+(エヌ-ボックス プラス)を更に仕様変更して積載性を向上させた特別モデルです。
ビジネス使用などでとにかく荷物を載せれることを優先したい人向けですね。
N-BOX /(SLASH)
N BOX /はN-BOX のルーフをバッサリカットした遊び心溢れるモデルです。
インテリアもオシャレな仕様になっています。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)の詳細スペック
では、ここからは現行モデルのN-ONE(エヌワン)の詳細スペックを見ていきましょう!
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)のプラットフォームとボディーサイズ
- 全長(m)×全幅(m)×全高(m):3.395×1.475×1.630(ローダウン仕様1.545)
- ホイールベース(m):2.520
- 最低地上高(m):0.140~0.155
- 車両重量(kg):840~900
ただしN-ONE(エヌワン)にはノーマル車高仕様とローダウン仕様の2種類があり、ローダウン仕様は全高が1.545mmということでスタイリッシュなだけでなく立体駐車場にも止めることが可能となる高さとなっています。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)のエンジン
S07A型:水冷直列3気筒DOHC658ccエンジン
- 内径×行程:64.0mm×68.2mm 圧縮比:11.8
- 最高出力:43kW(58PS)/7,300rpm 最大トルク:65N·m(6.6kgf·m)/4,700rpm
- 電子制御燃料噴射式(PGM-FI)
- 使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン 燃料タンク容量:30L
S07A型:水冷直列3気筒DOHCターボ吸気658ccエンジン
- 内径×行程:64.0mm×68.2mm圧縮比:9.2
- 最高出力:47kW(64PS)/6,000rpm
- 最大トルク:104N·m(10.6kgf·m)/2,600rpm
- 電子制御燃料噴射式(PGM-FI)
- 使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン 燃料タンク容量:30L
自然吸気のエンジンはホンダらしく癖のないスムーズなフィーリングを感じることができ、ターボエンジンはそのフィーリングを生かしたままコンパクトな車体を力強く走らすことができます。
どちらのエンジンも使用燃料に関しては、レギュラーガソリンとなっています。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)のトランスミッション
- 無段変速オートマチック (トルクコンバーター付)
N-ONE(エヌワン)で、非常に残念な点はこのトランスミッションです。
N-ONE(エヌワン)をあえて選ぶユーザー層は走りにも拘った人が多いと思うので、マニュアルミッションは当然設定されると思っていました。
これも時代なのかもしれませんが、コンセプトを考えるとコストを度外視するしてでもマニュアルミッションは設定すべきだったのではないでしょうか。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)のボディーカラー
N-ONE(エヌワン)のスタンダードモデルのボディーカラーは、ポップでカラフルな色も含めて、単一のボディーカラーが全9色となります。
- プラチナホワイト・パールII
- ミラノレッド
- プレミアムアイボリー・パール
- プレミアムイエロー・パールII
- クリスタルブラック・パール
- プレミアムピンク・パール
- ルナシルバー・メタリック
- アイリッシュグリーン・メタリック
- サーフブルー
これ以外に、各グレードに専用のプレミアムカラーが用意されています。
ボディーカラーの拘りは、日本車の中でも随一と言えるでしょう。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)の車両価格
N-ONE(エヌワン)の車両価格は、基本的な装備を持つスタンダードモデルと更に充実した装備を持つプレミアムモデルの2種類になります。
N-ONE(エヌワン) スタンダードモデル
- Standard 2WD・1,200,960円:4WD・1,331,640円
- Standard LOWDOWN 2WD・1,235,520円
- Standard L 2WD・1,330,560円:4WD・1,461,240円
- Standard・LOWDOWN L 2WD・1,365,120円
- Standard Tourer 2WD・1,431,000円
N-ONE(エヌワン) プレミアムモデル
- Premium 2WD・1,530,360円:4WD・1,661,040円
- PremiumTourer 2WD・1,641,600円:4WD・1,772,280円
N-ONE(エヌワン) その他のモデル
- Select 2WD・1,420,200円:4WD・1,550,880円
- Select Tourer 2WD・1,520,640円:4WD・1,651,320円
- RS 2WD・1,740,960円
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)のCM
N-ONE(エヌワン)のCMもイメージ通りの、遊び心あふれる明るいポップなものに仕上がっています。
ホンダのCMは、基本的に俳優やモデルを使ったCMも作りませんので、その車の持つコンセプトをダイレクトにスタイルを提案したCMとなっていますね。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン)の試乗インプレッション動画
N-ONE(エヌワン)は、Nシリーズのフランクシップということもあって、多くのメディアから注目されたモデルでした。
特に他の今シリーズに比べて走行性能に拘ったモデルである点もモータージャーナリストが気にしていた理由です。
LOVE CARS でも市場動画インプレッションをアップしていますね。
ホンダ新型N-ONE(エヌワン) モデルチェンジのまとめ
ホンダが本気で造った軽自動車のフラッグシップ・N-ONE(エヌワン)も、次世代の新型車が噂されるようになりました。
一時期は新型モデルは存在しないとまで言われていましたが、無事に開発されて発売となるようです。
現行モデルのN-ONE(エヌワン)は、コンセプトが上手く具現化出来ていなくボケたものになっていると思います。
少し尖がったモデルとなってもNシリーズには他にN-BOX(エヌ-ボックス)やN-WGN(エヌ-ワゴン)もあるので何も問題ないはずです。
むしろジャンルが被ってしまうことの方が、弊害は多いと思います。分かりやすい具体例で言えば、ドアの枚数は2ドアにすべきです。
室内空間が狭くなっても構いませんので、ドアの数を2枚にすることではっきりとコンセプトが伝わります。
ベンチマークモデルは、BMWのMINIとフィアット500という明確な車が存在しているわけですから、それをホンダ流にクルマの楽しさを表現したモデルを作ればいいんだと思います。
退職後の大人が、ガレージで嬉しそうに車いじりをしているそんな相棒となるモデルを造ってもらいたいものです。
誰でも簡単に出来るのに、30万円以上も車を安く買える方法があるのを知っていますか?
車を買うのは基本的に値引き交渉が必要ですが、その交渉にもコツがありますが、事前準備の方がもっと重要なんです。
この裏のからくりを知らないで車を買うと、”ディーラーに騙されたよっ!”って、後で後悔する人もいるぐらいです。
その記事は”誰でもわかる30万円以上安く車が買える方法とは?”になります。
簡単な方法ですから、大好きな車を安く買って快適なカーライフを手に入れて下さいね。