好評の新型シビックにマイナーチェンジでハイブリッドエンジン追加へ
この記事のもくじ
2017年まで販売が停止されて日本ではすっかり影が薄くなっていたホンダのシビックでしたが、実は欧州市場と北米市場においては重要なワールドプレミアムカーでしたし、アジア市場においてもホンダのミドルクラスを担う大切なCセグメントカーです。
しかもラインアップの中には、ホンダらしいFF車世界最速の称号を争うモデルとしてタイプRというフラッグシップモデルも掲げての凱旋上陸でした。
そんな新型シビックに早くもマイナーチェンジの目玉としてハイブリッドモデルの投入が予定されているんです。
今回は、そのハイブリッドモデルの詳細情報と好評のシビックを見ていきたいと思います。
ホンダ新型シビックのモデルチェンジ情報
日本登場からまだそれ程経っていない新型シビックですが、マイナーチェンジの話がでてきています。
新型シビックのマイナーチェンジ情報
予想外と言って良い程好評の新型シビックですが、早くもマイナーチェンジの予定があり、その実施は2019年の1月か2月を予定しています。
新型シビックは販売も好調ですから、今回のマイナーチェンジの内容は細部の仕様変更に留めます。
ハイブリッドエンジンを搭載するボディーは4ドアセダンで、5ドアハッチバックはラインアップしません。
現在のホンダのハイブリッドエンジンを搭載したセダンは、コンパクトクラスのグレイスとアッパークラスのアコードで、ミドルクラスは不在でしたので、この穴を埋める事を狙っています。
これで経済性・快適性を重視したセダンモデルとタイプRを頂点とした運動性能とデザイン性を重視した5ドアハッチバッグの色分けを行います。搭載するハイブリッドシステムは、フィット・グレイスに搭載されているホンダ自慢のホンダ・スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・デュアルクラッチ・ドライブ(通称SPORT HYBRID i-DCD)の1.5Lハイブリッドシステムを搭載します。
このSPORT HYBRID i-DCDは、VTECエンジンの特質を活用したパワフルでスムーズな1.5Lの i-VTEC エンジンにハイブリットモーターとリチウムイオンバッテリーを動力源として、そのパワーをロスなく伝えるデュアルクラッチ7速トランスミッションを組み合わせたシステムです。
これにより燃費は、JC08モード燃費:26.5km/Lと好成績な上に、エンジンのパワーも最大限利用して、スムーズで力強い加速を実現します。
ハイブリッドモデルの予想車両価格は、べースモデルより高くなり300万円以上となるでしょう。
シビック・ハイブリッド 予想スペック詳細
- 全長×全幅×全高:4650×1800×1415mm ホイールベース:2700mm
- 直列4気筒1.5リッターi-VTEC+ハイブリッドシステム:SPORT HYBRID i-DCD
- 最高出力:115ps/6300rpm 最大トルク:14.2kgn/5000rpm
- モーター最高出力:29.5ps/1313-2000rpm モーター最大トルク:16.3kgm/0-1313rpm
- トランスミッション:7速デュアルクラッチ方式
- JC08モード燃費:26.5km/L
- 駆動方式:FF
10代目シビック FC/FK型 日本:2017年 ~現在)
日本で販売するシビックは3タイプになり、4ドアセダン・5ドアハッチバッグ・タイプRです。
先ずは其々のエクステリアデザイン・ボディーカラー・インテリアデザインを見てみましょう。
4ドアセダンのエクステリアとインテリアのデザイン
シビック4ドアセダンのエクステリアデザイン
シビック4ドアセダンのエクステリアデザインの特徴はリアのテール処理になります。
緩やかに傾斜するCピーラーがストンと切り落とされたテールとの組み合わせでダッグテールとなっています。これによりハッチバッグの様に見えてスタイリッシュに見えます。
今までの日本のセダンでは採用が少ないモノなので新鮮ですね。
シビック4ドアセダンのボディーカラー
シビック4ドアセダンのボディーカラーは全部で5色となっています。
最近のモデルとしては少ないですが、これはどの程度セダンが日本で受け入れられるのかが分からないことが理由なのでしょうね。
ホワイトオーキッドパールルナシルバー・メタリック クリスタルブラック・パール
プレミアムクリスタルレッド・メタリックコスミックブルー・メタリック
シビック4ドアセダンのインテリア
インテリアに関しては意外と落ち着いたデザインとなっています。良い塩梅で上質感があり私は好みですね。
5ドアハッチバッグのエクステリアとインテリアのデザイン
5ドアハッチバッグのエクステリアデザイン
5ドアハッチバッグのデザインはセダンに対してスポーティーなモデルという位置づけであり落ち着いたイメージのセダンに対して迫力のある雰囲気に仕上げてあります。
そのイメージ通り走りに拘ったグレードが他の国でもこのハッチバッグに設定されています。
シビック5ドアハッチバッグのボディーカラー
5ドアハッチバッグのボディーカラーもセダンと同じ5色となります。ですが4色は共通ですが、ブリリアントスポーティーブルー・メタリックはタイプRとの共通色となります。
スポーティーさが売りのモデルですから、このブリリアントスポーティーブルー・メタリックはリセールバリューも高いおススメ色となりそうですね。
ホワイトオーキッドパールルナシルバー・メタリック クリスタルブラック・パール プレミアムクリスタルレッド・メタリック ブリリアントスポーティーブルー・メタリック
シビック5ドアセダンのインテリア
インテリアデザインは基本的には4ドアセダンと同じですが、高級感はそこまで重視していないようです。
タイプRのエクステリアとインテリアのデザイン
シビック・タイプRのエクステリアデザイン
2016年9月29日のパリモーターショーで新型 シビックのタイプRを世界初公開しました。ベースとなったのはシビック5ドアハッチバックで徹底的にチューンされたモデルです。
オーバーフェンダー・リアウィング・三連式のマフラーエンドとその姿を見るだけで特別なモデルだと認識させられる車です。
タイヤ(コンチスポーツコンタクト6)&アルミホイールに関しても235/35ZR20へと大型化してあり迫力満点です。
日本でもまたタイプRが、ラインナップに加わる日がくるとは感激ですね。
シビックタイプRのボディーカラー
シビックタイプRのボディーカラーは4色となります。通常の販売モデルとなるタイプRですが4色は多いですね。
チャンピオンシップ・ホワイト クリスタルパール・ブラック
フレームレッド ブリリアントスポーティーブルー・メタリック
シビックタイプRのインテリアデザイン
ホンダ伝統の赤のステッチをあしらったタイプRと一目で認識できるインテリアですね。
上質だったり高級だったりするわけではないのですが、この雰囲気こそが、まさしくタイプR!
このコックピットは興奮しますね。
ホンダ新型シビックの基本スペック
ホンダ新型シビックのプラットフォーム
新グローバルスモールプラットフォーム
燃料タンクをフロントシート下に移動させて剛性を向上させるセンタータンクレイアウトのプラットフォームで、フロアの低床化の恩恵により室内空間の確保を容易にして車両全長を伸ばさずに居住性を高めることに成功しているものです。
今まではあくまでフィットなどのBセグメントフラットフォームを改良することで利用していましたが、これで本来のCセグメント専用のプラットフォームになりますね。
ホンダ新型シビックのボディーサイズ
セダン:全長4,650mmx全幅1,800mmx全高 1,415mm
ハッチバッグ:全長4,520mmx全幅1,800mmx全高 1,435mm
タイプR:全長4,560mmx全幅1,875mmx全高 1,435mm
このシビックはロングホイールベース化を施すことでロー&ワイドでオーバーハングを短くしたデザインとなってます。
これにより走行性能の向上と室内空間の拡大の両立を可能としたようです。
これならカッコよくって当たり前ですね。
ホンダ新型シビックのエンジン
エンジン自体は1.5L 直4 DOHC VTECターボのL15型エンジンなのですが、セダンではレギュラーガソリン仕様となり、5ドアハッチバッグはハイオク仕様と異なり出力も異なっています。
そして当然ですがタイプRにおいては2.0Lのスペシャルチューンされたターボエンジンが搭載されます。2.0Lエンジンとしては世界最速を狙ったエンジンになります。
4ドアセダン:L15B型 1.5L 直列4気筒 DOHC VTECターボ
レギュラーガソリン仕様
最高出力130kW [176PS] / 6,000rpm
最大トルク220N・m [22.4kgm・f]/ 1,700 – 5,500 rpm
5ドアハッチバッグ:L15C型 1.5L 直列4気筒 DOHC VTECターボ
プレミアムガソリン仕様
6MT 仕様スペック
最高出力 134kW [182PS]/5,500rpm
最大トルク 240N・m[24.5kgm・f]/1,900-5,000rpm
プレミアムガソリン仕様
CVT仕様スペック
最高出力134kW [182PS]/6,000rpm
最大トルク 220N・m[22.4kgm・f]/1,700-5,500rpm
タイプR:2.0L 直列4気筒 DOHC i-VTECターボエンジン
プレミアムガソリン仕様
最高出力 235kW [320PS]/6,500rpm
最大トルク 400N・m[40.8kgm・f]/2,500-4,500rpm
「環境性能」と「運転する楽しさ」を高次元で両立した新世代パワートレイン技術アース・ドリームス・テクノロジーによる最新のガソリンエンジンで、低フリクション化狙って開発した新骨格を用いて、新開発のターボ技術と直噴システムを用いて、今までのNAエンジンを超える出力とトルクを狙えるエンジンになっています。
しかし時代を感じますねぇ。
それが全てターボエンジンですからね。それにしてもメーカー生産のモデルでも2Lで320馬力を叩き出すんですよね。これはブースト圧はどれくらい掛けているんでしょうか。
純正ですから低いんだと思うのですが、これって吸排気弄ってプログラムでインジェクションを調整してブースト上げるだけで400馬力ぐらい軽く出しそうですよね。
新型シビックのエンジンは本当に注目です。
トランスミッション
4ドアセダン:CVTトランスミッション
5ドアハッチバッグ:CVT OR 6速マニュアル
タイプR:6速マニュアル
4ドアセダンは基本的にトランスミッションに関しては北米市場を意識したモデルということもありCVTとなります。
タイプRはもちろん6速マニュアルのみを搭載してます。
駆動方式
FF フロントエンジン・フロントドライブのみ
シビックですからね。当然のフロントエンジン・フロントドライブです。ホンダがフロントエンジン・フロントドライブの車が得意だったこともあり、シビックはFF以外は考えられないでしょう。
FF最速を新型シビックでも狙っているでしょうし、欧州ではフランスのルノー・メガーヌとのFF最速を掛けたライバルストーリーは続いていくでしょう。
これがランエボとインプレッサの様なライバルストーリーとして、車のイメージを作りが販売促進にも繋がると考えてもいるでしょうからね。
その他の注目点
このクラスでの初の採用もこの新型シビックで採用されます。それがヘッドライト、デイライト、ウインカーやブレーキランプの全てのライト関係はLEDを採用しています。
まぁLED自体の問題点があるのも事実なんですが、電球交換の手間や消費電力が少ないのは燃費向上にも繋がるのでメリットと言えるでしょうね。
ホンダはこの新型シビックの生産体制を拡張することを決めていて、約335億円を新たに投資して体制を整えています。
また欧州向けのシビックの生産拠点に関しては英国のホンダ・オブ・ザ・UKマニュファクチャリング・リミテッドHonda of the UK Manufacturing. Ltd.(HUM)で行うことになります。そこから北米に輸出することも予定されています。
新型シビックタイプRがFF世界最速の称号を奪還!
ドイツの世界一過酷なコースと言われるニュルブルクブクリンクサーキットこのコースで最速の称号を得ることが自動車メーカーとしての栄誉と言われ多くのメーカーが自慢のモデルでタイムアタックをしています。
その中でFF車での最速を争っていたのが、ホンダのシビックタイプRとルノー メガーヌのルノー・スポール そしてフォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツSです。
シビックタイプRが2015年3月に出した最速レコードの7分50秒63を破り、ゴルフGTIクラブスポーツSが2016年5月に7分49秒21を叩き出し王者となっていました。
FF車の最速に拘るホンダの執念が生んだ結果だと言えます。得てすると子供っぽい意地の張り合いの様にも感じますがスポーツマインドのモータースポーツの世界においてはこういったスピリッツが技術革新に繋がっているのは間違いないと思います。
この気持ちが無くなった時には良い車は造れなくなるでしょう。FF最速の称号は新型シビックの大きな栄冠です。
この時のタイムアタックの様子が動画で公開されているんです。
ホンダ新型シビックの車両価格
- ハッチバック FF CVT/6MT 2,800,440円
- セダン FF CVT 2,650,320円
- タイプR FF 6MT 4,500,360円
これが基本の車両価格になります。これはホンダセンシングを搭載したモデルの価格なのでホンダセンシング非搭載を選べばもう少し安くなります。
昔はプアマンズ・ランサーエボリューションなんて呼ばれたりもしましたが、もう価格帯は同じですね。
まぁ同じ2Lのターボエンジンになりましたから当然なのですが。
ホンダ新型シビックの動画紹介
新型シビックに関する動画は、注目度が高かっただけに多くのモノがアップされています。
この動画はモータージャーナリストの河口まなぶさんの試乗動画です。興味深い話が聞けますよ。
そしてこっちはタイプRの試乗インプレッションです。いったいどんな怪物ぶりを発揮してくれるのでしょう。
革命児ホンダの象徴的車のシビックの歴史を振り返る!
シビックはホンダの世界戦略車で今でもホンダで最も重要な車種の1台で、ボディー形状も2ドアクーペ、4ドアセダン、5ドアハッチバックと幅広く用意され、更にはFF車世界最速を誇るタイプRも存在しています。
しかし近年の日本ではシビックは限定販売のタイプRが売られただけで、カーラインナップから外されていたので、シビックの認知度はかなり落ちていました。
しかし寂しいですねぇ、20年・30年前はホンダの車と言えば、シビックだったんですけどね。
このCMは印象深いので覚えている人も多いのではないでしょうか?
当時のホンダはまだまだ新興メーカーのエンジン屋としてのイメージも強く、ボディー剛性や整備性はレベルの低い車が多かったのですが、エンジンは超一流の車でした。
技術屋ホンダの宝!可変バルブエンジンVTECエンジン
そのエンジンのホンダを決定的にしたのは、可変バルブエンジンVTECのB16A型エンジンの搭載です。初めて搭載したのはスペシャリィーカーのインテグラでした。
VTECは当時の常識を覆すエンジンで、カムシャフトにハイとローの2種類のカムを設けることで、リフト量とバルブタイミングをエンジンの回転数に合わせて最適に近いものとすることで吸排気量の調整をするものでした。
これによりB16A型エンジンは160馬力、つまりリッター100馬力以上を出したことでも話題となりましたが、それ以上にエンジンの高回転域でハイカムに切り替わることでレッドゾーンまでストレスなく伸びていくそのエンジン特性に自然吸気エンジンの快感を得る究極のエンジンと絶賛されました。
それはまさにカムに乗るというフレーズそのもののエンジンだったからだと言えます。
インテグラのCMです。マイケルJフォックスが懐かしいのとこのセリフのカッコ・インテグラが印象的でしたよね。
世界で絶賛された可変バルブエンジンVTECのB16A型エンジンでしたが、誰もが思っていたことはよりスポーツ色が強く車重の軽いグランドシビックとサイバーCR-Xに搭載されたらどんなに素晴らしい車に仕上がるかということでした。
そして直ぐにグランドシビックとサイバーCR-Xにもこのホンダの魂VTECエンジンが搭載されます。
これによりホンダのスポーツモデルといえば、シビックというイメージが固まったものです。しかしCX-Rは今見ても本当に素晴らしいボディーデザインですよね。このリアを切り取ったようなダッグテールデザインが美しいです。
これはサイバーCR-XのCMとなります。
特にサイバーCR-Xは洗礼されていて現代の車として見ても遜色ないレベルでしかも名器可変バルブエンジンVTECのB16A型エンジンを搭載したわけですから日本の歴史に残る名車と言えるでしょう。
ホンダのタイプRの登場
そこからシビックはキープコンセプトで、5代目 EG型(販売期間1991-1995年)6代目 EK型(販売期間1995-2000年)7代目 EU型(販売期間2000-2005年)へとモデルチェンジを続けていきます。
そして6代目 EK型の1997年8月22日にホンダのスポーツの象徴グレードであるタイプRが登場します。ホンダがタイプRを設定するのは、インテグラタイプR、NSXタイプRに次いで3車種目となります。
ホンダのタイプRはスポーツモデルの最上位グレードという位置付けではありますが、当時のホンダは自然吸気エンジンが主体だったこともあり安易な高出力を狙ったエンジンではなく高質なエンジンフィールとサーキット走行を前提としたかなり固めに仕上げられた足回りでレース仕様とも言えるグレードでした。
その特徴としては、タイプRの象徴は専用のボディーカラーであるチャンピオンシップホワイトがイメージカラーでありそこに赤いホンダのHのエンブレムが装着されます。またトランスミッションもマニュアルミッションのみという硬派なモデルです。
インテグラでは、DC2型とDB8型(販売期間1995-2001)とDC5型(販売期間2001-2006)の2世代で設定されました。
特に前期モデルのDC2型はサーキット走行であればハマるセッティングでしたが街乗りはかなり厳しい硬い脚をしていました。
DC5型に関してはこのモデル自体が車高を上げるなどして従来のモデルよりも快適性を重視したモデルだったためにタイプRのシリーズの中ではいく分ユーザーフレンドリーなセッティングとなっています。
NSXでは、NA1型(販売期間1992-1995)とNA2型(販売期間2002-2005)の2期にわたって販売されています。
何よりもノーマルとの動きを差別化しているのは細部に渡る徹底した軽量化を行うことで約120kgのダイエットに成功してその動き自体をサーキット走行に的を絞ったものとして仕上げてありました。
マイナーチェンジ後のNSXがベースとなるNA2型ではタイプRという名称ではなくNSX-Rとなり新たにエア・アウトレットが空いたフロントボンネットや大型リアスポイラー等を装備して派手な外観となっています。
そしてNSXの生産中止が決定した後の最後の特別仕様車として発売されたNSX-R GTはSUPER GTに参戦するためのホモロゲーション規定を取得するために5台限定で販売されたのですが、その車両価格は5,000万円というものでした。
6代目EK型のシビックタイプRに搭載するするエンジンは1.6LのB16B型は技術屋集団ホンダによる調律が施されて排気量を変えることなく185馬力を発生させると共に車体重量の軽量化と専用装備のレカロ製バケットシートやモモ製ステアリング・チタン製のシフトノブと言ったタイプRお決まりの手法でサーキット走行でのラップタイムに拘ったモデルとなっています。
そんなハッチバッグシビック全盛期を迎えてから、8代目 FD型のシビックでは4ドアセダンのみの販売となりセダンの不人気の過渡期を迎え遂には国内での販売が中止となりました。
4ドアセダンのみとなった時代もタイプRは販売されていました。
逆にシビックの国内販売はなくなりましたが、海外では2ラインに分かれて販売は継続されていました。
しかも限定販売数は750台のみで、ディーラーでの店頭販売はせずにホームページから商談を申込まなければいけないという独自の販売方法を取りカタログもデジタルカタログのみということで話題となりました。
実はハッチバッグのシビックもヨーロッパでは人気だったので継続販売をしてもいました。ヨーロッパで販売されていた3ドアのタイプRをユーロとして日本にメーカーが輸入して限定販売したこともありました。
なぜタイプRではなくタイプRユーロかというと日本のタイプRはサーキット走行を前提としたモデルが定義であるのに対してヨーロッパのタイプRは公道でのスポーツ走行に標準を絞ったモデルであるために日本ではタイプRユーロとして販売したのです。
GAZOOで紹介されるシビックタイプRユーロの紹介動画です。
シビックタイプRユーロと同じ理由でネーミングを付けたモデルが別のモデルでもあり、それがアコードのユーロRになります。
これもヨーロッパではタイプRとして販売されていたモデルを日本に持ち込んだ際にコンセプトの違いからタイプRとはせずにユーロRとして販売したモデルです。
私もこのユーロRは真剣に購入を考えてアルテッツァと最終の選択でアルテッツァを選んだのですが、それはアルテッツァの300馬力のディーラー公認のモデルがたまたま買えたからで、通常のアルテッツァであればアコードのユーロRを選んでいたと思います。
そして遂に2017年に新型10代目シビックが日本国内に復活したわけです。
日本で発売の新型シビックのモデルチェンジとタイプRのまとめ
シビックは今や欧州市場の車のイメージですが、ホンダの北米市場のシェアは20%もあり2015年は北米のカー・オブ・ザ・イヤーを獲得をしています。
しかし日本での発売再開で最も驚きなのは、ハッチバック・セダン・TYPE Rの3タイプすべてが発売することになった点です。
初めから発売予定だったセダンは、国内生産となり埼玉製作所寄居完成車工場からロールアウトされます。
タイプRは、カタログモデルとは言え限定モデルに近いので、イギリスの工場であるホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドでの生産後の逆輸入となります。
そしてハッチバックモデルは急遽日本導入が決まったこともあり、同じイギリスからの輸入体制での生産となっています。
そして今回のマイナーチェンジでのハイブリッドモデル投入は、新型シビックに対するホンダの熱い高まりを感じますね。
今の日本ではセダンは売れないと言われていたのに、ハイブリッドモデルも追加して盤石の体制となります。
昔のシビックが革新的なホンダのイメージの象徴だったのと同じように今のホンダの革新的なイメージを背負う車になり得ると思いますから、本当に楽しみな車です。
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