試乗してわかった新型プリウスの短所とは?
この記事のもくじ
新型プリウスは世界のNO1企業のトヨタが社運を掛けて開発しただけあって最新の技術が使われているだけでなく、すべての性能がそつなくまとめられていますよね。
まさに21世紀のカローラという感じです。
そんなことはないですよね。自動車雑誌は自動車メーカーが最大のスポンサーですからなかなか短所は書きません。
今回はそんな自動車雑誌が書けない新型プリウスの短所をまとめてみました。
自動車雑誌が書けない新型プリウスの短所とは
日本の自動車雑誌って自動車メーカーが最大の広告主なんですよね。
その最大の広告主が社運を掛けて発売する新商品の短所を書くことが出来ると思いますか?
もし短所を書いてその自動車が売れなければ広告が減って自動車雑誌の存続が出来なくなってしまいますからね。
評判の良い新型プリウスですが、そのプリウスにだって短所はあります。車に求められる要素は多様ですから全ての要素満たすことなんて出来る訳が無いんです。
短所と書きましたが、正確に言えば誰に合っている車なのかを見極めるものということなのかもしれません。
では具体的に見ていきましょう。
Aパッケージ以上でないと付けられない安全装備
燃費スペシャルのEは別物とすると、通常最もお求めやすい新型プリウスのグレードとなるとSパッケージになります。
それはこの3つになります。
- ブラインドスポットモニター
- シンプルインテリジェントパーキングアシスト
- インテリジェントクリアランスソナー(巻き込み警報機能付)
ブラインドスポットモニターは、横を走っているクルマがプリウスの死角に入ってしまったことをレーダーで感知してドアミラーに映し出されるインジケーターで教えてくれるという機能です。
シンプルインテリジェントパーキングアシストは、超音波センサーを使い空間を認識することにより白線がない場所や暗闇で見えないときでも、自動的に駐車を適切な位置に誘導して停車させるというものです。
インテリジェントクリアランスソナーは12個の超音波センサーを使いプリウスの周囲を把握して障害物の接近を表示とブザーで知らせるだけでなく、回避行動としてブレーキ制御まで行うというものです。
これらの機能は大変優秀で魅力的で特に女性は嬉しいと思う人が多いと思います。シンプルインテリジェントパーキングアシストなんて要は勝手に車庫入れしてくれるわけですから、便利なだけでなく車をぶつける可能性が減りますからね。
やっぱり車庫入れで車ぶつけることって誰でもあり得ますからね。そんな魅力的な機能がEとSのグレードでは選べないんです。
オプションで構わないのでどのグレードでも選べるようにしてあるのが親切だと思いますね。
内装の質感が低い
まぁ車両の値段から考えるとそうなのかもしれないですが、プリウスの価格は最新鋭のハイブリットシステムにより一クラス上に跳ね上がっているので、本来の車格の比べれば決して低くないと思いますけどね。
でも実際に多くの人が新型プリウスの欠点として口にすることが多いのも事実です。
乗り降りがしにくくなった
これは旧型プリウスと比べると明確に差がありますね。
旧型のプリウスはバリアフリーをコンセプトとしていたために全高が1490mmと高めに設計されていました。
これには理由があり高齢な方への配慮として乗降時に脚や腰に負担が掛からないようにするために配慮してのモノで、シートの地上高も高くしてあり横にスライドするだけで乗り降りが出来ることを目指して設定されていました。
このため旧型プリウスと比べると明確な違いがあり、自然に乗り降りできていたものが”えいっ!”と少し頑張る場面になっています。
まぁ若い層には大した問題ではないので慣れの問題でしかないのですが、高齢者の方には欠点と言える部分ですね。特に旧モデルからの乗り換えの高齢者の人には改悪と感じる人がいるのは間違いないと思います。
後部座席が狭い
後部座席が狭くなった、これも旧型プリウスのオーナーさんからの声で良く聞きますね。
実際のサイズを測るとそれほど変わっていなくむしろ若干広くなっているポイントもあります。
これは多分新型プリウスでは空力特性と運動性能を向上させるためにルーフの頂点を170mmほど前に移動させてありこれによるヘッドクリアランスの縮小が印象的に狭いと感じさせているんだと思います。
数字の問題ではなく人間は感覚的なもので生きているということを感じさせる例ですね。
USBのコネクターが無い
スマートフォンやタブレットPCの普及によりUSBコネクターを使って車の中で充電をしたり音楽を掛けたりすることが多くなりました。
USBは車格を考えるとあって当然だと思うのですが、、、、、
エンジン音が静か
新型プリウスでは電気モーターのみでの走行も一定距離可能にしていますので、その走行時はガソリンエンジンのような排気音やメカノイズは普通の車のようにはしません。
でもこれは車を音で認識する癖をもった人間からすると無音なので車が来ていないと誤解してしまい、交通事故を起こしかねません。
エンジンの音を流したりすることでアピールしたりする機能を持っていますが、ドライバーが気を付けないといけないということはこれも欠点と言えますね。
やっぱり割高な価格
新型プリウスは国からの補助金を考慮したとしても決して安い価格とはいえません。それは最新のストロングハイブリットシステムを搭載しているわけですから当然とも言えるのですが、これは間違いなく欠点ではあります。
その分は燃費性能によるガソリン代で後々回収できると考える人もいますが、ご自身の年間走行距離からその差額をけいさんしてみましたか?
得だからプリウスを買うというより、環境対策を含めたプリウスという車の存在意義に感銘して購入するという趣旨の車なのかもしれません。
最大の欠点、それは運転の楽しさ
プリウスの最大の欠点ですがそれはある意味意外ともそのままとも言えることなんです。
それは運転が楽しくないということです。
これはトヨタとしても良く分かっていることで、そのために今回のモデルチェンジにおいて燃費の次に改善点として取り組み新プラットフォームを使ったこともあり大幅な改善がなされたと思います。
でもそれはあくまで先代のプリウスと比べてという話であって、やっとごく普通のセダンになったというレベルの話です。
やはり車を運転することが好きなドライバーが積極的に選べる車には申し訳ないですがなっていません。
新型プリウスに興味がある人が実際に試乗してみて、新型プリウスにガッカリしたという人・まったく買う気がなくなったという理由はここにあると思います。
試乗して解った新型プリウスの欠点のまとめ
評判の良い新型プリウスでしたが、上記の様なこんな面もあることが分かってましたか?
ただし車の運転の楽しさをプライオリティーの1位にする人はプリウスを選ぶべきではないですし、乗降性を重視する人は旧型プリウスから新型に乗り換える必要がないかもしれません。
それは新型プリウスがダメな車ということではなく新型プリウスは他の車より優れた多くの長所を持つ車ということです。
でも人によりニーズは異なりますので、あなたに新型プリウスが合っているかを見極めるために短所と長所を把握しましょうということですね。
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