ミツビシ新型パジェロがフルモデルチェンジの最新情報
この記事のもくじ
ミツビシのパジェロは、日本のバブル期に大人気となりRVブームを起こし、今でいうSUVを一般的にした立役者と言えるモデルです。
当時のパジェロは販売台数の9割がディーゼルエンジンを占める状況だったのが、時の石原都知事がディーゼルエンジンの排気ガスによる大気汚染を問題視して、強硬策とも言えるディーゼル規制を行います。
そのために規制の問題もさることながら、ディーゼルエンジンに対する世間の批判的な目にさらされて販売台数が減っていくのに比例して、パジェロ自体の販売台数も低下することとなりました。
そして時は巡り、世界的なSUVブームが起こりヨーロッパの厳しい基準をクリアーして、環境にやさしいエンジンとしてクリーンディーゼルエンジンがスポットを再び浴びることとなります。
今回はSUVが世界的な人気となる中で、再び王座を狙うべくフルモデルチェンジするパジェロのその歴史と新型モデルの最新情報を見ていきたいと思います。
ミツビシ新型パジェロのモデルチェンジ情報
ミツビシ新型パジェロの予想エクステリアデザイン
ミツビシ新型5代目パジェロにも従来と同じように、ボディータイプはショートボディーとロングボディーの2種類あると言われています。
新型パジェロはこのコンセプトモデルに酷似する形で登場すると言われています。ショートボディーとロングボディーの其々のコンセプトマシンを見てみましょう。
新型パジェロ・ショートボディーコンセプト
- GC-PHEV Concept
2013年の東京モーターショー13で、ワールドプレミアされたオールラウンドSUVに相応しい走りを実現するフルタイム4WDの次世代大型SUVコンセプト”GC-PHEV Concept” が、5代目パジェロのショートボディーとなります。
GC-PHEV Conceptの動画になります。
新型パジェロ・ロングボディーコンセプト
- GT-PHEV Concept
2016年のフランスのパリモーターショー16でワールドプレミアした”GT‐PHEVコンセプト”が新型パジェロのロングボディーとなります。
そのエクステリアデザインは、、「可能性の拡大」「機能的な美しさ」「強固な押し出し感」「日本のクラフトマンシップ」を表現したものと三菱が説明しています。
後部ドアは観音開きとなっていますが、この点に関しては市販車モデルは通常の開き方をするドアとなるか使い勝手を重視したスライドドアへと変更されるでしょう。
そして注目はインテリアに関しても公開されていてその落ち着いた高級感のあるものは市販車としての完成度であることからほぼこの状態で市販化されると思われます。
しかしこのインテリアは上質で素晴らしいデザインですね。 GT-PHEV Conceptのインテリアになります。 GT-PHEV Conceptを動画で見ることも出来ますよ。
ミツビシ新型パジェロの予想スペック
ミツビシ新型パジェロのプラットフォーム
- ラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディ改
4代目パジェロで使用されているラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディを更に改良して剛性と軽量化を同時に実現することで、走行性能の向上と共に燃費改善にも大きく貢献します。
最近の傾向を取り入れて、軽量化には特に力を入れて開発がされています。
ミツビシ新型パジェロのボディーサイズ
- 全長 4,920mm×全幅 1,925 mm×全高 1,930mm
- ホイールベース 2,800mm
これは飽くまでコンセプトモデルからの予想ですね。
当然ですが、ショートボディとロングボディでは大きくボディーサイズは異なります。
ミツビシ新型パジェロのトランスミッション
- 8速オートマチックトランスミッション
車両価格帯もあがることを受けて、トランスミッションも上質なモノへと上がります。
8速となるので、スムーズな加速を実現します。
ミツビシ新型パジェロの駆動方式
- スーパーセレクト4WDⅢ
三菱の技術が集約されたトラクションコントール機能であるS-AWC(スーパー・オールホイール・コントロール)を組み合わせたフルタイム4WDシステムのスーパーセレクト4WDⅡを進化させたスーパーセレクト4WDⅢを搭載します。
走破性能を最高に上げることが出来るミツビシ自慢の最新システムです。
ミツビシ新型パジェロの搭載エンジン
現在搭載が予定されていると言われている動力ユニットは、2種類あります。
直列4気筒2.5LDOHC16バルブICターボ(DI-D)+モーター
- 最高出力 200ps/6,000rpm 最大トルク 30.4kgm/2,500rpm
- モーター出力: 90ps
- JC08モード燃費 15km/L
通常エンジンに関しては、ヨーロッパでは主流のダウンサイジングターボとなります。現在のユニットと比べて排気量は下がりますが、出力に関しては同等レベルとなります。
V型6気筒3.0LDOHC スーパーチャージャー+モーター(PHEV)
- 最高PHEV出力 360ps/6,000rpm 最大トルク 70.4kgm/2,500rpm
- モーター出力: 95ps
- JC08モード燃費 ?km/?
PHEVシステムの搭載車に関しては、3LのV型6気筒エンジンにスーパーチャージャーシステムを組み合わせた上にハイブリッドシステムのモーターを組み合わせた燃費だけでなく走りにも貢献する大出力ユニットとなります。
正に次世代型の動力ユニットと言えるものとなるでしょう。
このハイブリッドシステムの組み合わせが準備されているために、クリーンディーゼルがモデルチェンジ時には発売されずに、追加モデルとしてディーゼルハイブリッドが搭載されるのではと言われています。
ディーゼルハイブリッドは、実現したらまた素晴らしいユニットが誕生することになりますね。
ミツビシ新型パジェロの予想価格
- ショートボディー:450万~600万円
- ロングボディー:500万円~650万円
新型パジェロの予想価格ですが、ショートボディーは450万から600万円、ロングボディーは500万円から650万円程度と予想されます。
ミツビシ新型パジェロの発売予想時期
- 発売予想時期:2019年内 or 2020年
そして気になるその発売時期は2019年内を予定していますが、ミツビシの燃費不正問題のあおりを受けたために2020年にずれ込む可能性があります。
ミツビシ新型パジェロのライバルの動向
パジェロは、本格的なクロスカントリーSUVであり、意外と今のSUVが多く販売される中でも明確なライバルが少なかったりします。
見た目的に似てはいても、今のSUVの多くは基本構造を乗用車のフレームを使ったクロスオーバーSUVであって、本格的オフローダーのラダーフレームを使ったモデルではありませんからね。
そのために比較されるモデルも、本格的なオフロード性能を比較するというよりも、同価格帯で乗りやすさ積載性カッコ良さなどで決まったいると言えます。
今回は、そんな意味で比較される3台を選んでみました。
トヨタ新型ランクル・プラド
ミツビシのパジェロのライバルと言えば、何と言ってもトヨタのランクルで、現在のサイズでパジェロと同じクラスはプラドになります。
実はそれは当たり前の話でパジェロの成功をみてトヨタが対パジェロとして開発したのがランドクルーザーのプラドだったからです。そのために全てが酷似しています。
そんな因縁のライバルのプラドもモデルチェンジを控えています。その内容は下の記事にありますので読んでみて下さい。
トヨタ新型ハリアー
ハリアーは本格的なSUVというよりも、泥が似合わないSUVの代表で高級感と快適性を追求したモデルです。
しかしパジェロに乗る全てのユーザーがラフロードを走るわけでなくSUVというスタイルを好む人たちもいます。
トヨタのハリアーのモデルチェンジ情報は下の記事をご覧ください。
ニッサン新型エクストレイル
ニッサンのエクストレイルもグローバルモデルとしてフルモデルチェンジが施されます。
海外市場を意識して車体も大きくなり車格としても大きくなります。
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ミツビシ・パジェロの歴史
パジェロはSUVながらミツビシのフラッグシップモデルとしての長い歴があるモデルです。
ここでは、ここまでのパジェロの歴史を振り返りましょう!
ミツビシ初代パジェロ 販売期間 1982年-1991年
型式:L044・049GV/141・GW/144G・GW/146GW/149GWG・GW
本格的SUVとして、ラダーフレームを使用したプラットフォームにフロントアクスルを用いて、エンジン重心よりも前に置いた前後軸重比50:50のフロントミッドシップというスポーツカー顔負けの基本構造を持つモデルでした。
そのデザインに関しても、ラフロードを力強く走る男らしさを感じさせるものでした。
ミツビシのエンジンは軽く回るわけではないですが、その代わり丈夫であり少し荒い走りであっても故障しないことも、SUVのパジェロと相性が良かったと言えますね。
ミツビシ2代目パジェロ 販売期間 1991年-1999年
型式:V14・24・34・46V/21・23〜26・43〜46・55W/24・26・44・46・47WG/23〜26C型
約10年製造された初代パジェロに変わって、ミツビシのオフロード技術の集大成として2代目パジェロが発売になります。
その車の性能だけでなく時代がバブルを迎えたこともあ、り大ヒットモデルとなり日本にRVブームを起こし、アウトドアには行かない街乗りだけでもRVに乗るユーザーを激増させました。
RVでありながら国内新車月間販売台数1位を達成し、これにより日本の車の歴史を築いた一台と言えます。
ミツビシ3代目パジェロ 販売期間 1999年-2006年
型式:V63・65・68・73・75・77・78W型
3代目のボディは、海外向けを意識して3ナンバーへと大型化されると共にボディータイプは、ショートボディーとロングボディーの2タイプとなりました。
フレームに関しても、ラダーフレームからラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディというモノコックボディにラダーフレームを熔接したものへ大幅な改善が行われます。
しかしその性能向上とは逆に、ディーゼルエンジン問題で植え付けられた環境悪のイメージが拭えずに冬の時代となりました。
ミツビシ4代目パジェロ 販売期間 2006年-現在
型式:V83・87・88・93・97・98W型
そして現行モデルとなる4代目パジェロが2006年に発売となります。
ボディータイプは、3代目と同じくショートボディーとロングボディーの2タイプとなり、フレームの基本構造は先代から引き継づきラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディを採用されますが、高張力鋼板を使用し溶接スポットを増やし構造用接着剤の採用で更なる性能強化を成し遂げています。
このエンジンはヨーロッパの厳しい規制をクリアした新世代ディーゼルエンジンで、4M41型の3,200ccの直列4気筒DOHC16バルブICターボで最高出力は190psですが、最大トルクは45.0kgf・m/2,000rpmというパジェロ史上最大のトルクを発生させるエンジンです。
世界的なSUVブームの中で、このエンジンからパジェロの復活を狙ったものです。
だってやはりパジェロと言ったらディーゼルエンジンでしたからね。
ミツビシ4代目パジェロの主要スペック概要
パジェロ:ロングボディー
- ボディーサイズ全長x全幅x全高:4900mm×1875mm×1870mm
- ホイールベース:2780mm 車両重量:2130kg-2290kg
- 乗車定員:7名
- トランスミッション:INVECS-Ⅱ 5速スポーツモードA/T
- 駆動方式:スーパーセレクト4WD Ⅱ
- タイヤサイズ:265/60R18 & 265/65R17
パジェロ:ショートボディー
- ボディーサイズ全長x全幅x全高:4385mm×1875mm×1850mm
- ホイールベース:2545mm 車両重量:1960kg-2110kg
- 乗車定員:5名
- トランスミッション:INVECS-Ⅱ 5速スポーツモードA/T
- 駆動方式:スーパーセレクト4WD Ⅱ
- タイヤサイズ:265/60R18 & 265/65R17
パジェロは4ドアボディーで7人乗りのロングボディーと、2ドアハッチバッグの5人乗りの2種類あります。
確かにパジェロというとどちらのイメージがありますよね。
現代的にはコストの掛かる手法なので、最近のモデルでは4ドアと2ドアの2種類のボディーが用意されることは少なくなりましたからね。
ミツビシ4代目パジェロのエンジンスペック
エンジンの種類は、2種類となります。
クリーンディーゼルエンジン
- エンジン種類:4M41型(コモンレール式DI-D インタークーラーターボチャージャー付)
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:140[190]/3500rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m:441[45.0]/2000rpm
- コモンレール式燃料噴射装置
ガソリンエンジン
- エンジン種類:6G72型 SOHC 24バルブ・V型6気筒
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:131[178]/5250rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m:261[26.6]/4000rpm
ガソリンエンジンとクリーンディーゼル2種類になります。
世界的なSUVブームとなったのに、ミツビシが売り上げを伸ばせなかったのは不思議です。
ミツビシ4代目パジェロのボディーカラー
ロングボディー・モノトーンカラー
ディープブロンズメタリッククールシルバーメタリックダイヤモンドブラックマイカウォームホワイトパールディープレッドマイカ
ロングボディー・2トーンカラー
プラチナベージュメタリック / ディープシーグリーンマイカクールシルバーメタリック / アイガーグレーメタリック
ショートボディー・モノトーンカラー
クールシルバーメタリックダイヤモンドブラックマイカウォームホワイトパールディープレッドマイカ
ミツビシ4代目パジェロの試乗インプレッション動画
オフロード車専門の雑誌によるパジェロの試乗インプレッション動画になります。
海外モデル・パジェロスポーツ
因みに世界的に見ると、パジェロにはもう1つのグレードが存在しています。
パジェロ・スポーツは、ミッドサイズSUVでありながら洗礼されたエクステリアデザインに高級で、快適な居住空間と高性能は走破性を兼ね備えた本格的SUVです。
タイ・ロシア・中東・中南米・アフリカと世界中で販売を強化しています。
そして実は現在のパジェロ・スポーツは3代目なのですが、初代モデルは日本でも発売していました。その時の車名はチャレンジャーでした。
日本では廃止となったチャレンジャーが、今アジアで人気となっているという訳です。
ミツビシ新型パジェロがフルモデルチェンジの最新情報のまとめ
RVブームの立役者とも言えるパジェロの存在感が薄くなって久しいですね。
今はSUVとクリーンディ―ゼルの世界的なブームが起こっていますから、パジェロの復活の時が時代の方からやってきた気がします。
ミツビシって危機の時に出してくるモデルって良い車を造るんですよねぇ。
これってどうなんでしょうか?普段は真剣に造ってないというのですかねぇ、、、、、、、
まぁその話は置いといても、次の新型パジェロは、期待できますよ。パジェロの復活が本当のミツビシの復活です。
プラドにすっかり差をつけられた感じがしますが、新型モデルで挽回を狙ってきますよ。
デザインも素晴らしいですし、PHEV等の最新装備のモデルとなりますから、期待して待ちましょう。
パジェロやプラドなどの車を買おうか考えている人に必ず車が安く買える方法があります。
誰でも出来る簡単に車を30万円以上安く買える方法とは?
車を買うのは基本的に値引き交渉が必要ですが、その交渉にもコツがありますが、事前準備の方がもっと重要なんです。
この裏のからくりを知らないで車を買うと、”ディーラーに騙されたよっ!”って、後で後悔する人もいるぐらいです。
その記事は”誰でもわかる30万円以上安く車が買える方法とは?”になります。
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