ヴェゼルのフルモデルチェンジ情報と現行モデルのスペックの紹介
この記事のもくじ
世界的なSUVブームが起きてている中で、日本ではホンダのヴェゼルが人気を誇り2014年と2015年、で2年連続の販売台数でランキング1位にもなっています。
2013年に発売されて依頼、毎年の年次改良も行われて細かい部分の変更もされてきましたが、マイナーチェンジが2016年の2月にされてグレードのRSも追加されました。
最新の安全装置に関しては、ライバルに対して唯一の問題点と指摘されていましたが、そのマイナーチェンジでHonda SENSINGもオプションで選択できる様になり死角が無くなったとも言えるヴェゼルです。
現行のヴェゼルを買ったのに、すぐにモデルチェンジされたら悲しいですからね。
今回は、そんなヴェゼルの新型モデルに関するフルモデルチェンジの最新情報とヴェゼルとはどんな車なのかを合わせて見ていきたいと思います。
ホンダ新型ヴェゼルのモデルチェンジ最新情報
新型ヴェゼルのエクステリアデザイン
大ヒットモデルなだけに、通常はキープコンセプトのフルモデルチェンジとなる事が多いのですが、今回はどうなるのか、ちょっと予想しづらい面がありますね。
それはCH-RにコンパクトSUVの王者の座を明け渡したこととホンダは初代モデルのヒットの後のモデルチェンジが、あまり得意ではない事が理由です。
N-BOXのフルモデルチェンジの様に、エクステリアに関しては余り変更されずに中身の技術面では大きく変更してくる可能性が大です。
新型ヴェゼルの搭載予定エンジン
新型ヴェゼルの焦点となるのは、やはり新型のエンジンになります。
2モーター式のi-MMDのハイブリッドシステムの搭載
パワーユニットで予定されているのは、現行モデルで話題となった1モーター式のハイブリッドシステムにDCTの組み合わせのi-DCDは変更となり、現行アコードや新型ステップワゴン・スパーダで搭載予定の2モーター式のi-MMDへと変更になります。
現在のホンダは、この2モーター式のi-MMDに力を入れていて、このハイブリッドシステムを更に発展させた第3世代となる性能を軸してハイブリッド専用モデルのインサイトが国内再登場の予定もあります。
そして新型ヴェゼルの2モーター式のi-MMDは、更に改良された第4世代となります。
これを現行と同じエンジンとなる1.5L直列4気筒のLEBエンジンに組み合わされるようです。
予想スペック
- エンジン種類:LEB-H1型
- 水冷直列4気筒横置 DOHC
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:81[110]/ 6,600rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m: 134[13.7]/ 5,000rpm
- モーター種類:H4交流同期電動機/700
- リチウムイオン電池
- 最高出力kW[PS]:29.4[40]/ 1,313~2,000rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]: 180[18.3]/ 0~2,000rpm
- 無鉛レギュラーガソリン
ダウンサイジングターボの搭載
世界的なトレンドを受けてダウンサイジングターボの搭載が予想されています。
これはダウンサイジングターボの本場であるヨーロッパ市場を意識してのもので、海外モデルの搭載は確実で、日本のヴェゼルにも恐らく導入されると思います。
それはハイブリッドモデルがヴェゼルには用意されているので、日本の道路事情の渋滞や信号での停止と発進を繰り返すことを考えればダウンサイジングターボよりハイブリッドエンジンの方が向いているのも事実です。
このエンジンは、ヴェゼルやフィット・シャトル等に今後搭載される予定です。
このダウンサイジングターボエンジンが、新型ヴェゼルに搭載されるのは確定とも言えるのですが、そのタイミングは分からないところがあります。
その理由は、このエンジンの開発・生産ラインの体制が整うかどうか、更にフルモデルチェンジには、2モーター式のi-MMDを搭載するという改革があるので、ダウンサイジングターボエンジンは温存して、その先のマイナーチェンジの目玉にする可能性もあると思えます。
ただ、n-boxのフルモデルチェンジの際には、新フレームを採用した上に新エンジンまでも搭載して予想以上に攻めたきて、それが大成功を収めましたから、新型ヴェゼルでも惜しみなく全ての新技術を投入する可能性もあります。
直列4気筒1.5LDOHC
もしダウンサイジングターボが搭載されなかった際には、現行モデルに搭載されている直列4気筒1.5LDOHCエンジンを新型ハイブリッドエンジンと並んで搭載されることになるでしょう。
そしてその後のマイナーチェンジか追加モデルとして、ダウンサイジングターボへとバトンタッチされるでしょう。
プラグインハイブリッドの搭載
エンジンはハイブリッドモデルと同じLEB-H1型をベースとして、二個のモーターを装備して、リチウムイオン電池を100個以上積むことで、蓄電容量は総電力量10.0kWh以上を目指して、そして走行可能距離においても打倒プリウスPHVを必達目標に開発されています。
新型ヴェゼルのフルモデルチェンジの予定は、2021年の前半が予定されていて、プラグインハイブリッドはその1年後での追加発売が予定されています。
新型ヴェゼルの予想車両価格
基本的に現行モデルと同じ価格に据え置くと思います。
これは生産コストから算出されたものではなく、ライバルとに関係から決められた戦略的車両価格になります。
そしてそのライバルとは、トヨタのCH-Rになります。
車の実力でも勿論勝負しますが、やはり車両価格も大きな要素となるので、ここはホンダとしては飛び道具が多い方が良いに決まっています。
車両価格という魅力を維持して、王座奪還に挑みます。
新型ヴェゼルの発売予想日
本来の発売予定日に関しては、2020年と思われていました。
具体的に言えば、可能な限り早めての発売を目指して開発されているようです。
恐らく2019年の東京モーターショーでの市販車の発表となり、年内の発売となると思います。
今、世界中で売れ筋のコンパクトSUVというジャンルなだけに、大きな舞台を用意して負けられない戦いに挑みます。
ヴェゼルのライバルの最近のモデルチェンジ車種
ヴェゼルの購入を考える上で、ライバル車や同じジャンルの車のフルモデルチェンジも気になる所ですよね。
直接的なライバルであるニッサンのジュークは、もうすぐフルモデルチェンジが行われます。
それに同じSUVでクラスの近いモデルも3車種フルモデルチェンジの予定があります。
ヴェゼルは人気もあり質感も高いので、実際に購入候補としてはミドルクラスSUVとで悩まれる人が多い様ですね。
ニッサン新型ジューク
ヴェゼル本来のライバルとなるのがニッサンのジュークです。
今でこそ販売数でも人気でも大きな差を付けていますが、ジュークも発売当初はとても話題になった車種です。
フルモデルチェンジを迎えることで、ヴェゼルとの立場が逆転する可能性も十分にあります。
その気になる内容は↓の記事に詳しく書いてありますので読んで下さい。
マツダ新型CX-5
今、ノリにノッテいるマツダのSUVの代表車です。本来のライバルはCX-3ですが、マツダのCX-5も同価格帯であり、しかもフルモデルチェンジが2月に行われましたから、競争力が増しています。
実はこのフルモデルチェンジでは、スカイアクティブのセカンドステージが初めて搭載されるのではと注目されていたのですが、残念ながら1.5世代と言える内容ではありました。
それによりスカイアクティブのセカンドステージのマツダの渾身作であるクリーンディーゼルにハイブリッドシステムを組み合わせた新エンジンを搭載は間に合いませんでした。
それでも今現在の最新技術を搭載した魅力あるモデルとなり、完成度が非常に高いモデルとなったので玄人受けの評判も良いです。
新型CX-5のモデルチェンジ内容は詳しくは⇩の記事でご覧ください。
スバル新型フォレスター
フォレスターも今勢いのあるスバル車だけあって強力なライバルです。ボクサーエンジンに4WDの車で走破性能は一級品です。
スバルの4WDシステムは長い時間をかけて成熟の技術ですから安心して乗ることが出来ます。
フォレスターの新型のモデルチェンジ内容は下の記事で特集してあります。
ホンダ・ヴェゼルとはどんな車か?
2013年に発売されたホンダの小型SUV(多目的ヴィ―グル)のヴェゼルは、ホンダの最新の技術が多く投入された上に、スタイリッシュなエクステリアデザインとお得感のある車両価格で一気に人気車種となりました。
CMで見て、そのスタイリングが気に入った人も多くいたと思います。
ホンダ・ヴェゼルの魅力と基本スペック
- ボディーサイズ全長x全幅x全高:4295mm×1770mm×1605mm
- 室内サイズ:1.930 mmx 1.485mm x 1.265 mm
- ホイールベース:2.610mm 車両重量:1,190kg‐1,390kg
- 乗車定員:5名
- トランスミッション:7速オートマチック+パドルシフト&無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)
- 駆動方式:4WD&FF
ホンダ・ヴェゼルは、3代目フィットのプラットフォームを使ったBセグメントに属するコンパクトSUVです。
その売りは通常のセダンと変わらない取り回しの良さとワンクラス下にも迫る車両価格の低さとセンタータンクレイアウトという構造を活用して実現したワンクラス上のモデルにも迫る車内空間の広さと積載スペースの広さ、それにインテリアに関してもホンダにしては珍しく高級感を演出したものです。
追突低減オートブレーキやリアアクティブフォースペダルもそうですし、電動パーキングブレーキは、今でも高級車にしか搭載されていないことも多い中でに装備されています。
ホンダ・ヴェゼルののエンジンスペック
ハイブリッドエンジン
- エンジン種類:LEB-H1型
- 水冷直列4気筒横置 DOHC チェーン駆動 吸気2 排気
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:97[132]/6,600rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m:156[15.9]/4,600rpm
- モーター種類:H1/交流同期電動機
- リチウムイオン電池
- 最高出力kW[PS]:22[29.5]/1,313̶2,000rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]:160[16.3]/0̶1,313rpm
- 無鉛レギュラーガソリン
2.0Lガソリンエンジン
- エンジン種類:274A型
- 水冷直列4気筒横置 DOHC チェーン駆動 吸気2 排気
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:96[131]/6,600rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m:155[15.8]/4,600rpm
- 無鉛レギュラーガソリン
エンジンにしても、動力性能を重視したガソリンエンジンと経済性を重視したハイブリッドエンジンの2種類を用意した上に、車両価格と燃費性能を重視したFF車と雪道等での走破性を重視した4WDモデルを用意して、万全の布陣を用意してホンダの本気の姿勢が見えるものでした。
そのためにホンダもヴェゼルに対して、年次改定を含めて改善と最新装備の追加を惜しみなく投入して、車の完成度をさらに向上させて世界で戦える車として育てていきました。
その結果、ヴェゼルはクラスを超えてワンランク上の車種とライバルとして比較購入されることになりました。同クラスでは抜きんでた人気となりましたからね。
ライバル車種との燃費比較
今のユーザーは経済性が重要視されています。つまり燃費性能ですよね。
ホンダ・ヴェゼルの燃費性能
- ガソリン車 JC08モード燃費21.2km/L
- ハイブリッド車 JC08モード燃費27.0km/L
ニッサン・ジュークの燃費性能
- ガソリン車 JC08モード燃費18.0km/L
- ターボ車 JC08モード燃費14.2km/L
マツダ・ CX-3の燃費性能
- FF MT ディーゼル車 JC08モード燃費 25km/L
- FF AT ディーゼル車 JC08モード燃費 23km/L
- 4WD MT ディーゼル車 JC08モード燃費 23.4km/L
- 4WD AT ディーゼル車 JC08モード燃費 21km/L
マツダのCX-3はクリーンディーゼルですから、ガソリンのハイブリッドと同じように比較するのもどうかと思わなくはないのですが、実際に購入を検討される人は横並びにして検討するわけですから敢えて比較してみました。
実際に数字的に1番良いヴェゼルのハイブリッド車のJC08モード燃費27.0km/L事実ですしね。
レンジローバー・イヴォーグとヴェゼルの関係性
実はヴェゼルはベンチマークして開発されたと言われる車種があります。
通常は同クラスの優秀なライバル車種を目標に造るものですが、ヴェゼルはその車種をレンジローバーのイヴォーグを意識して造られた車だと言われています。
車両価格で言えば、約3倍という差もある車種ですが、車の完成度に関しては同レベルとなることを目指したということです。
この考え方は昔のホンダの様な熱いスピリッツを感じますね。そんなホンダの本気度もあり大ヒットモデルとなったわけです。
下の動画はイヴォーグの紹介動画ですが、確かにエクステリアデザインは細部は全く違うのですが全体のスタイリッシュさは似通ったものを感じますね。
ヴェゼルが初公開されたのは2013年の北米国際自動車ショーで発表された”アーバンSUVコンセプト”でした。
その洗礼されたスタイリングでインパクトを残しました。ヴェゼルはこの”アーバンSUVコンセプト”をベースとして開発されたモデルです。
ホンダ・ヴェゼルの最新安全装備
ホンダセンシング(HONDA SENSING)
ホンダセンシング(HONDA SENSING)は、事故を回避・予防して人を守るという概念から考え出された”事故に遭わない社会”というコンセプトを基に開発された技術であり、個別の技術としては、衝突軽減ブレーキ ・歩行者事故低減ステアリング ・アダプティブクルーズコントロール ・車線維持支援システム ・路外逸脱抑制機能 ・誤発進抑制機能 ・先行車発進お知らせ機能 ・標識認識機能を装備して実際の機能はこの技術を組み合わせることで、自動ブレーキや車間・車速制御機能や高速道路運転支援システムを実現するものです。
そしてその真の目的は、多くの人が高度な運転技術を用いなくとも車自体のアシストにより高度な事故の予防や回避策を行うことを可能としています。
ホンダ・ヴェゼルの人気のボディーカラー
1位 プラチナホワイト・パール2位 クリスタルブラック・パール3位 ルナシルバー・メタリック4位 シルバーミストグリーン・メタリック5位 プレミアムクリスタルレッド・メタリック6位 モッドナイトブルー・メタリック7位 オーロラアメジスト・メタリック8位 ルーセブラック・メタリックラインキングの1位2位が、ホワイトオーキッド・パールとクリスタルブラック・パールです。
基本的にはこの2色を選べば後悔することはないでしょう。
ホンダ・ヴェゼルのグレードと車両価格
ヴェゼルのグレードは、ハイブリッドエンジンに6グレード、ガソリンエンジンで4グレードとなります。
ハイブリッドエンジン搭載モデル
- ハイブリッド ・Honda SENSING FF 2,460,000円
- ハイブリッド ・Honda SENSING 4WD 2,676,000円
- ハイブリッドX ・Honda SENSING FF 2,539,000円
- ハイブリッドX・Honda SENSING 4WD 2,755,000円
- ハイブリッドZ・Honda SENSING FF 2,710,000円
- ハイブリッドZ・Honda SENSING 4WD 2,926,000円
- ハイブリッドRS・Honda SENSING FF 2,810,000円
ガソリンエンジン搭載モデル
- G ・Honda SENSING FF 2,075,000円
- G ・Honda SENSING 4WD 2,291,000円
- X ・Honda SENSING FF 2,165,000円
- X ・Honda SENSING 4WD 2,381,000円
- RS G ・Honda SENSING FF 2,475,000円
ホンダ・ヴェゼルを紹介している試乗インプレッション動画
現行モデルのヴェゼルも、モータージャーナリストが試乗してのレポートを動画で見ることも可能です。
河口まなぶさんも動画をアップしています。
ホンダ・ヴェゼルのリコールは大丈夫なのか?
ホンダは、近年リコールが多く発生していて業績や新車開発の不振に響くほどの影響を出しています。
ヴェゼルもホンダのリコール対象車となりました。
本田技研工業は2016年4月4日、アイドリングストップシステムに使用される電気装置(昇降圧充放電コンバータ)に不具合があるとして「フィット」「ヴェゼル」の2車種、計16万4388台のリコールを国土交通省に届け出た。リコール対象車の製作期間は、2013年8月2日~2016年2月13日。
ホンダの正式の通知は、下の様な内容になっています。
不具合の部位(部品名):電気装置(昇降圧充放電コンバーター)
基準不適合状態にあると認める構造装置又は性能の状態及びその原因
キャパシター電源を使用しているアイドリングストップシステムにおいて、キャパシターの充放電電圧を制御する昇降圧充放電コンバーター内部素子の過電流保護が不十分なため、アイドリングストップからの再始動時等に生じた過電流が当該コンバーターへ流れ、内部素子が損傷することがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると素子が発熱し、素子周辺の樹脂材が炭化し電流が流れ続け、発煙・発熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善措置の内容: 昇降圧充放電コンバーターを対策品と交換します。
自動車使用者及び自動車分解整備 事業者に周知させるための措置
・使用者:ダイレクトメール等で通知します。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載します。・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.3797の
ステッカーを貼付します。
簡単にいえば、ヴェゼル(ガソリン仕様車)とフィット13G(ガソリン仕様車)の2車種を対象に、電気系部品の不具合がありアイドリングストップを行い、エンジンが再起動するときに過電流となることにより、助手席の下部付近から発煙または発火する危険があるということです。
対応策は電動パワーステアリング制御コンピュータとエンジン制御コンピュータのプログラムを改善策を施された新プログラムに変更することで対応可能とのことです。
修理費に関してはリコールですから当然無料であり、修理時間時間に関しても1時間から2時間程度で済みます。
リコールはキチンとメーカーが対応しさえすれば問題はありません。その点で今回のホンダの対応は誠実なものと言え安心して良いと思います。
リコールで注意すべきこと
ただしリコールでは別の意味で気を付けないといけないことがあります。
工業製品でのリコールは無くすことの出来ないもの(多すぎるのは勿論問題ですが)でありその対応こそが真価を問われるものだと思いますが、ユーザーにおいて大切なことがあります。
それはリコールの対象個所が原因で事故が起きる可能性があるのは勿論ですが、もしリコールの内容を原因とした事故が起きた時にはその賠償に関しては使用者の過失になる可能性があるということです。
オーナー自身が、危険を知っていながら放置をしたという責任が生じてしまうということですね。気を付けましょう。
ヴェゼルはHR-Vの後継車?
ホンダのヴェゼルは前モデルが無いと言われていますが、実はホンダは嘗てはこのクラスの小型SUVを生産していたことがあります。
デザインやコンポーネンツが全く異なるので、関係性が無いように見えますが、実際はHR-Vの後継車とされていてもおかしくないと思います。
HR-Vは、1998年から2006年までホンダが販売していた小型SUVで、ハイライダースタイルという独自のスタイルを提案して、ドライブの楽しさ・車の使い勝手の良さ、安全制の向上、環境対策などの全ての要素を盛り込んだ既存のカテゴリであるSUVとは異なる新ジャンルのクルマであるとして”ジェットフィール・ハイライダー”と呼びました。
その販売不振もありイメージがヴェゼルに継承されないように後継車とは公には言わないのでしょう。
実際に海外ではヴィゼルという名前ではなくHR-Vの2代目として販売されています。
下の動画はタイでHR-Vとして売られているCMです。
こっちはインドネシアのHR-VのCMです。
ホンダ新型ヴィゼルの最新モデルチェンジ情報のまとめ
ヴェゼルのクラスを超えた人気は今だ衰える気配はありません。
この流れの中ではマイナーチェンジでは外観は殆ど変更はされないと思われますし、おそらくフルモデルに関してもキープコンセプトとなりデザインの大きな変更は行われないと思います。
逆に言えば、最新技術や高級装備などで話題と魅力を増すことが必須となることとなるために、ダウンサイジングターボやクリーンディーゼルといったものが搭載される可能性が高いと言えます。
今のヴェゼルが守りの論理でマイナスの少ないことが売りのモデルだとすれば、攻めの改定が行われるということです。
車好きには現行モデルの評価はそういう意味で高くはなかったのですが、フルモデルチェンジでは、より魅力的で多くの層から高い評価を得れるグローバルモデルとなることが予想でき楽しみでもあります。
世界と勝負するコンパクトSUVのニューモデルは、本当に登場が楽しみなモデルですね。