キューブのフルモデルチェンジはいつ?その内容は?
この記事のもくじ
ニッサンのキューブは、嘗て販売していたパイクカーを彷彿する後継車を感じさせる車です。
左右非対称のデザインなどで、デザイン性とファッション性が高く若者を中心に人気がありました。
そんなキューブも、3代目の現行車も超長期生産モデルとなり流石に人気に陰りが見えています。
実はキューブに関しては、他の車に比べて未確定情報が多いために、今回の記事はかなり予想とも言える内容となっています。
これは、ニッサンの車内での新型キューブの方針が決まり切らないことと情報が漏れてこないことの、2つの理由があるのですが、個人的な見解を含めての新型キューブの予想情報になります。
それだけ新型キューブは大きな内容変更により方向転換が行られるかもしれません。
今回は、そんな新型キューブのフルモデルチェンジ情報とここまでの歴史や現行モデルのスペックを見ていきたいと思います。
ニッサン新型キューブのフルモデルチェンジ情報
新型キューブですが、最新の概念を取り込みどのような車に生まれ変わるのかと業界的にも注目されています。
私は今回のキューブのモデルチェンジは非常に期待できるんじゃないかと思っています。それは今のこの溜めに似た雰囲気を感じられるからです。
車名は変更してしまうことも多いのですが、事実上の次のモデルが名車になるんですよね。
シルビアがS13になった時もそうですし、ヴィッツの時もこんな追い込まれたような溜めの空気感の中で生まれてきました。今度の新型キューブには私は期待感でいっぱいです。
ニッサン新型キューブの予想スペック
今回の新型キューブの予想されている基本的なスペックを見ていきましょう。
実は2015年にはフルモデルチェンジは行われると思われていました。その時には5人乗りのコンセプトが継続されるはずでした。
しかし2015年発売予定のこの新型キューブは白紙となり、方向転換されました。
キューブ・キュービックとは、もう皆さん忘れたかもしれませんが、2列シートであるキューブのホイールベースを170mmほと延長することで、3列シートを備して7人乗れるモデルにしたものでした。
しかし外観上はキューブとキュービッツクはほとんど変わりがないという優秀さです。↓の写真がキュービックですがキューブとの違いは分からないですよね。でも実際はこの様に3列シートになっています。凄いですよね。このキューブ・キュービックのコンセプトがこの時代になって流行していて、ホンダのフリード・トヨタのシエンタとこのクラスには人気のモデルが並びます。
デザインそのままで必要な時にすぐ3列は確かに嬉しいですね。
そう考えると今発売するのであれば新型キューブは、コンパクトで室内が広く3列シートの7人乗りのスーパーハイトワゴンとなる可能性があるでしょう。
そしてこの手のモデルでは人気のスライドドアとなる可能性もあると思います。
新型キューブのボディーサイズ
- 全長3,900mm×全幅1,695mm×全高1,650mm
- ホイールベース 2,600mm 地上高 180mm
ボディーサイズは、ライバルとなるトヨタ・シエンタとホンダ・フリードとほぼ同サイズとなるでしょう。
プラットフォームに関しては、新型JUKEでも使用されるルノー・ニッサングループのグローバルプラットフォームのBプラットフォームを使用します。
ニッサン新型キューブの駆動システム
搭載予定のエンジンは、どちらも現行のノートに搭載されていて、非常に評判の良いモノが選ばれます。
ガソリンエンジン:直噴直列3気筒 DOHC 1.2L:HR12DDR型エンジン+スーパーチャージャー
- 最高出力:98ps/5,600rpm 最大トルク:14.5kgm/4,400rpm
- 燃費目標:JC08モード燃費 28.0km/L
駆動システムに関しては、新型ノートに搭載された 1.2Lの直噴直列3気筒 エンジンであるHR12DDRに同じくノート搭載のエコのスーパーチャージャーを組み合わせたもので決まりのようです。
ハイブリッドエンジン:直噴直列3気筒 DOHC 1.2L:HR12DE型エンジン+ハイブリッド
- エンジン最高出力:79PS/5400rrpm エンジン最大トルク:10.5kgf・m/3600-5200rpm
- モーター最高出力:109PS/3008-10000rpm モーター最大トルク:25.9kgf・m/0-3008rpm
- 燃費目標:JC08モード燃費 37.2km/L
ノートに追加されたレンジエクステンダーEV”e-POWER”も搭載する可能性が高いです。
レンジエクステンダーEVとはハイブリッドシステムの1つなのですが、日産が独自に開発するEV技術を応用したEVにかなり近いハイブリッドで電気モーターのみでの走行も得意とする駆動システムです。
ニッサン新型キューブのプロパイロットの搭載
新型キューブの発売時期を考えると、ニッサンの自動運転技術であるプロパイロット装備される可能性が非常に高いです。
ニッサンはプロパイロットのスケジュールを発表していて、2018年には高速道路における複数車線を自動で走行することを可能にして、2020年では交差点を含めた市街地での自動運転も実現させる予定です。
プロパイロットに関する説明動画です。
ニッサン新型キューブのミッション
エクストロニックCVT(無段変速機)のみ
しかしガソリンエンジンモデルでもマニュアルミッションの採用は、新型キューブのコンセプトを考えると流石にないでしょうね。
ニッサン新型キューブの定員人数
6人乗り & 7人乗り
基本的には、6人もしくは7人乗りをシートのタイプから選択することになりますが、人気に寄っては、フリード+の様な3列シートを外した5人乗り仕様が追加となる可能性があります。
ニッサン新型キューブのエクステリアデザイン
キューブのデザインはVモーショングリルが採用になるのか?
新型キューブのコンセプトも気になりますが、もう1つ気になるのがそのデザインです。
現在のニッサンはVモーショングリルと呼ばれるフロントグリルに”V字に似たイメージのシルバーのガーニッシュが装着され台形のフロントグリルと切れ長で複雑な形状のヘッドランプというフロントマスクで全ての車のフロントマスクを統一していくことを方針として発表しています。
統一のフロントマスクを持つことは欧州車では普通のことで、BMWやベンツ・アウディ―などはどのクラスのモデルでも1眼でそのメーカー名が分かります。
日本のメーカーでもレクサスやマツダも進めていますが、日産もこれから発売する車はVモーショングリルに切り替わると考えられます。
実際にVモーショングリルとは⇩このようなフロントマスクです。このVモーショングリルを全てのクラス・全てのジャンルの車に搭載するとしています。新ジュークです、、、、、、、これはVモーショングリルにしなくても良かったような、、、、
もし新型キューブでもVモーショングリルを採用するのであればレトロ調のデザインは廃止なんでしょうね。
ニッサンの企画商品として人気を博したパイクカーの後継車というイメージがキューブの2代目3代目のデザインでした。
ニッサンのパイクカーといえば先ずはBe-1です。この車が爆発的な人気となったことで他の車も販売されることになりました。まだ新型のミニが発売する前の話でこの車をなぜニッサンは育てなかったんでしょうね。その後のパイクカーのフィガロはこのシリーズでも最も人気となったモデルと言えます。私もこのフィガロは好きですねぇ。今でもちょっと欲しいです。
復刻させたとしても人気となるんではないでしょうか。キューブはこのパオを連想させる後継車の様な車でした。古いフランス車のようなデザインですよね。
ニッサンの車が有名ですが、トヨタが販売していたWILLシリーズも先進的デザインを採用したパイクカーになります。
下のWiLL Vi (ウィル ブイアイ)の様にレトロ調と言うだけではない先進的なデザインの車もパイクカーになります。更に光岡自動車のオロチも自動車としての完成度や性能よりもエクステリアデザインを最も重視したモデルであるためにファッションカーと言われたり、パイクカーと言われたりもします。パイクカーの話は、この辺で終了として新型キューブのデザインの話に戻りましょう。
東京モーターショーでニッサンが発表した同じハイトワゴンのデイズの次期デザインと言われるTeatro for Dayzがあります。Vモーショングリルを取り入れたハイトワゴンのデザインですから、キューブも同じようなデザインにあるかもしれません。
うーん、なんかデイズというよりキューブのデザインって感じに見えません?
ニッサン新型キューブの車両価格
新型キューブの車両価格の設定は生産コストから割り出すというよりも、ライバル車に対して競争力を考慮した戦略的な価格設定となることは間違いありません。
そのライバルは当然のシエンタとフリードなわけですが、ガソリンモデルの最も安いモデルの価格はシエンタがX“Vパッケージ” 1,689,709円とフリードの Bが1,880,000円とかなりの差があります。
シエンタの価格が安すぎるので、流石にこれには対抗できません。
ハイブリッドモデルの価格も同じような理屈で導き出すとシエンタがHYBRID Xが2,226,763円で、フリードはHYBRID Bが2,256,000円ですから、間違いなく220万円台での設定となるでしょうね。
車としての完成度はシエンタ・フリード共に非常に高いので新型キューブが突き抜けた魅力を持たせることが出来たのなら別ですが、そうでなければ車両価格が高ければ勝負にならないでしょう。
ニッサン新型キューブの発売時期
新型キューブに関しては2019年のワールドプレミアとなり、実際の発売に関しては2019年もしくは2020年となる予定スケジュールとなります。
この流れだと2019年の東京モーターショーでの出展を期待する声も聞こえるのですが、新型キューブに関してはその情報が入ってきませんので、特別に何もないと思われます。
ニッサン新型キューブのライバル車種の動向は?
ニッサンのキューブは独自の存在感のある車だったので、明確なライバル車種と呼べる車が存在しませんでした。
トヨタ新型シエンタ
コンパクト・ミニバンの王者ともいえるトヨタのモデルです。
発売時にはフランス車の様なエクステリアデザインに疑問の声も合ったのですが、実際に発売になってみると評判も良く販売数も好調です。
室内空間の使い勝手においてもこれ以上はないのではないのかというレベルまで完成度が高いです。
このモデルを車の完成度で戦うのは簡単ではありません。
ホンダ新型フリード
ホンダのフリードが、2016年にフルモデルチェンジをしました。
本来ならば2015年にシエンタと時期を同じくしてフルモデルチェンジをする予定でしたが、ホンダのリコール問題等が大きく影響し開発時期が遅れたために2016年の発売となりました。
逆にシエンタより遅れたことにより新しい装備の搭載が期待されることにもなりました。
シエンタとフリードは永遠のライバルと言われるほど同じマーケットで戦っているモデルであり常に比較される存在です。
ホンダ新型N-BOX
キューブの購入を検討する人は、軽自動車の経済性と3列シートの利便性のどちらを重視するかで悩まれる方も多いと思います。
そうなるとホンダの新型NBOXは軽自動車とは思えない室内空間の広さを実現していますから、ライバルとして悩まれる人も多いと思います。
7人6人乗りなどはコンパクトカーでは実現しませんが、4人乗りで良いと割り切ってしまうならば使い勝手も決して引けをとりません。
経済性に関しても税金やガソリン代は安いですからね。
ただし車両代に関しては現在の軽自動車はコンパクトカー以上の車両価格だったりしますからね。
しかし実際にはデザインなどから人気だったりもしますからね。
ニッサン・キューブとは?
ニッサンのキューブは、1989年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカーを起源とする車です。
若い世代に向けた車であり、走行性能を売りにせずキューブに乗ることでどのような生活が実現できるのかを手案し、またファッションの1部としての存在感を示した車です。
デザインも特徴的でレトロ調のパイクカーの様な佇まいに左右非対称という挑戦的なものでした。
発売当初はかなり人気となり販売台数で1位を取った時もありましたが、3代目の現行キューブもすでに8年目に入ろうとしているので、ハイブリッド等の新しい概念の車の陰となり今は余り目立たないのが現実ですね。
逆に言えば、今のこの時代は販売台数が少なく話題性もないモデルはすぐに生産が終了となります。そんな時代の中で生産を続けてもらえていることは凄いことです。
初代キューブ Z10型 1998年-2002年
初代キューブ(Z10型 )は、1998年-2002年の4年間製造されました。マーチをベースとしたハイトワゴンで、若者向けに利便性が高いうえにファッショナブルな車ということが人気となり販売も好調でした。
ただこの初代キューブは、コンセプトがしっかりしているというよりは若者受けしたことで人気となったその時代の話題の車と言うことでしかなかったようにも思えます。
下の動画は初代キューブのCMです。
2代目キューブ Z11型 2002年-2008年
2代目キューブ(Z11型 )2002年-2008年の6年間の製造期間となります。珍しいことですが、初代ではなく2代目のこのモデルが1番キューブと言う車のコンセプトを体現した車だと思います。
多くの名車は、初代がコンセプトの要素が凝縮された車となり、次世代は状況の変化の等を言い訳にどうしても要素が薄まる傾向が強いのですが、キューブではこの2代目キューブこそが真のキューブと言えるでしょう。
嘗てのパイクカーを連想させるレトロ調の外観に直線で構成させたデザインに角は独特の処理が施されて、しかも左右非対称ボディという極まった個性を持ったモデルとなりました。
基本部分ではハイトスタイルであることも変わりりありませんし、より日常生活で使い勝手の良さを追求してある車となっています。
特にリアのこの非対称のウィンドウのデザインは賛美両論でしたが私は意欲的な素晴らしいものだと思います。 出典:favcars.com
これは2代目キューブのCMです。このCMはよく覚えていますねぇ、車もCMも大変よくできた提案力のあるものでした。
このバンビのCMもインパクトが強かったですね。
3代目キューブ Z12 ・ NZ12型 2008年-現在
3代目キューブ(Z12 / NZ12型)は 2008年から販売される現行モデルとなります。
ただしエクステリアデザインは個性的な面もありそこまで古さは感じませんが、機能的な面やインテリアに関しては古臭さや性能的に劣る面があるのは否定できないところでしょう。
特に燃費性能に関しては劣勢であり今のユーザーのニーズを考えるとコンパクトカーとしてはかなり不利な要素となっています。
エクステリアデザインも古さは感じないものの2代目のパイクカーのような優秀なデザインから見ると意欲的に挑戦したのは分かるのですが、未来的な要素を含ませてしまったために誰をターゲットユーザーとしたのかボケてしまったように感じます。残念ながら2代目ほどの完成度の高さではないとは思います。
このほのぼのとしたCMなのキューブの存在価値を良く表現しています。発売当初は低燃費だったんですよね、キューブも。
クリエイターが良いアイディアを考えて作った感を感じるCMです。
タレントを採用したCMもありました。これは嵐出演したものです。
何と変わり種の渡部陽一のCMなんてのもありました。
こちらはおそ松くんとイヤミのシィエーにバックミュージックが今夜がブギーバックというファンキーなCMです。
そして新しいCMはいかにも現代風のオシャレで日常性が感じられるものです。
ニッサン3代目キューブの主要スペック
- ボディーサイズ全長x全幅x全高:3890mm×1695mm×1650~1680mm
- ホイールベース:2,600mm 車両重量:1475~1485kg
- 乗車定員:5名
- トランスミッション:エクストロニックCVT(無段変速機)
- 駆動方式:2WD フロントエンジン・フロントドライブ
- タイヤサイズ:前175/65R15 84S ・後195/55R16 87V
企画とデザインを重視したモデルなだけに数字を並べたスペックに関しては、特出したものはありませんね。
そうなると発売日から日にちが経つと、どうしても販売面は厳しくなります。
ニッサン3代目キューブのエンジンスペック
エンジンの種類は、1種類のみとなります。
ハイブリッドエンジン
- エンジン種類:HR15DE型 DOHC・水冷直列4気筒
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:82(111)/6000rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m:148(15.1)/4000rpm
- 燃料消費率:(国土交通省審査値)JC08 19.0km/L
現行のキューブでは、発売当時には現在ほど環境問題や燃費の数字に関しては重きを置かれていませんでした。
ニッサン3代目キューブのボディーカラー
ライトジンジャー(TM)ブリリアントホワイトパール(3P)ブリリアントシルバー(M)ダークメタルグレー(M)スーパーブラックスオミブルー(PM)ラディアント レッド(PM)ビターショコラ(P)アクアミント(M)/ブリリアントホワイトパール(3P)スオミブルー(PM)/ブリリアントホワイトパール(3P)ビターショコラ(P)/ブリリアントホワイトパール(3P)
ニッサン3代目キューブの試乗インプレッション動画
現行のキューブに関しては、発売日が古いためにインプレッション動画が少ないんですよね。
ベストカーの試乗の動画はありました。
その少ない動画の中に、河口まなぶさんのモノがありました。
ニッサン新型キューブのフルモデルチェンジ情報のまとめ
一時代を築いたニッサンのキューブですが、今度の新型キューブでは現代風に大きく変化したモデルとして登場する予定です。
Vモーショングリルの先進的なデザインに、3列シートの7人乗りで後ろのドアは電動式のスライドドア、エンジンはレンジエクステンダーEVの”e-POWER”ハイブリッドエンジンそして自動運転技術のプロパイロットを搭載した車になるかもしれません。
大きな変化が行われる新型キューブは、私もその姿を見るのが今から楽しみです。期待して時を待ちたいと思います。
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