新型プレリュードは現代版のスペシャリティーカー!
この記事のもくじ
デートカーとしての絶大なる人気を集めたホンダのスペシャリティーカーのプレリュードのフルモデルチェンジが計画されています。
歴代モデルも世界初の4WSを搭載したり先進的なエクステリアデザインを採用したりするなど、話題性も人気も高かったモデルなだけに、新型モデル発売となれば話題となることは間違いありません。
現在の日本の自動車業界では一時期は勢いのなかったスポーツカーが次々と復活している中で、同じように見なくなったスペシャリティーカーの復活の先駆けとなるかもしれません。
今回はそんなホンダの新型プレリュードのフルモデルチェンジ版の予想内容を見ていきましょう。
ホンダ、新型プレリュードのエクステリアデザイン
エクステリアデザインに関しては、現在のホンダのトレンドであるLEDを用いた薄型ライトによる洗礼された引き締まったフロントマスクとなる様です。
基本的なシルエットは車高が低く抑えられてワイドなボディ形状となり、よりスタイリッシュなデザインとなります。
これはアメリカ市場を意識したものであり、ボディーサイズに関しても従来のプレリュードのイメージよりはひとクラス上のアコードのクーペと同等のサイズとなる様です。
今までのプレリュードの伝統と同じようにエクステリアデザインに関してはスポーツカーと並べても何も引け目を感じない新型NSXを連想させるようなブラッシュアップされたものになります。
具体的にはスポーツカーの様な道路に吸いつくような基本ラインにメリハリがはっきりとした美しいボディーラインを乗せたガラス面を大きくとった現代ふうのデザインとなります。
海外のメディアではすでに予想ラフスケッチなどがスクープされています。こちらも海外のメディアが予想したCG画像になります。
スポーツカーの様な伸びやかなデザインなのに確かにプレリュード感じるのはなぜなんでしょうね。特にCピラーの処理が私は好きですね。
ホンダ、新型プレリュードのインテリア
インテリアの代表的な特徴は、プレリュードのスペシャリティーカーとしてデートに最適な充実の装備を持って行ったモデルである部分を継承して、現代モデルにおける演出効果のある大型ディスプレイやとスマートフォンとの連動を可能とするオーディオシステムを搭載する点です。
またインテリアのデザインに関してはメーターパネルだけでなくハンドルやシートといった面までスポーツカーのような簡素で戦闘的なものではなく、細部まで手の込んだデザインとなり助手席に乗る人間も楽しめるような演出を盛り込む点も同じです。
USBポートや小物の受け皿などもデザインを重視して配置されるようです。
ホンダ新型プレリュードの予想エンジン
新型ホンダプレリュードに搭載されると予想されているエンジンはスタンダードモデルとしての2種類のガソリンエンジンと2種類のスペシャルモデル用のパワーユニットが準備されています。
但し現時点でどれが搭載されるかは決定していません。
スタンダードモデルの2つのエンジンは日本国内&ヨーロッパ向けのモデルとアメリカ市場向けのエンジンと2種類になります。
日本国内およびヨーロッパ向けのモデルに関しては現在のトレンドを受けて1.5リッターのターボエンジンが用意され、アメリカ市場向けには2リッターの自然吸気エンジンが搭載される予定です。
特に1.5リッターエンジンに関しては、最近のトレンドであるダンサイジングエンジンとなり、低ブーストでトルクが立ち上がるものとなり街乗りでも乗りやすい上に、低燃費なエコノミーエンジンとなります。
場合によってはアメリカ市場においてもこのエンジンがスタンダードエンジンとして採用されるかもしれません。
スペシャルモデルの1台目は現在のシビックのタイプRに積んでいる水冷直列4気筒2リッターターボエンジンを搭載するモデルです。
このモデルが発売になる場合には現在の時点では、タイプRとして発売するかは未確定ですが、スペシャリティーカーのプレリュードという意味合いよりもシビックタイプRの2ドア版と位置づけられたものになります。
その場合に想定されるライバルモデルに関しては言うまでもなく、トヨタのハチロクとスバルのBRZとなります。
FFかFRかという駆動方式の違いはありますが、エクステリアデザインと車両販売価格そして運動性能においてライバル関係にあるのは間違いなく、購入者層が重なるのも確実と言えます。
トヨタがハチロクで新しく開拓したマーケットにホンダが新型プレリュードをぶつける形になるという訳です。
そしてタイプRとして発売になるとしたらインテのタイプRの再来として期待できそうですね。
更に噂されているもう一つのスペシャルモデルは、ハイブリッドカーになります。
これは現時点ではまだ確定的な話ではないのですが、2リッターか1.5リッターの自然吸気エンジンにモーターを組み合わせたハイブリットエンジンとなるようです。
ハイブリッドシステムに関しては、プラグインハイブリッドの可能性もあるようで、新型NSXで使われている技術を市販車へと落とし込む試みがされた試験的モデルの様です。
但しこれはホンダとしても挑戦的なモデルとなるために実際に市販化されるかも含めて発売日程は不明です。
ホンダ新型プレリュードの予想車両価格
新型プレリュードの予想価格としては、車格や搭載エンジンから考えると最も近いシビックの2ドアクーペ版というイメージでもあるために300万円前後となることが予想されています。
しかも明確なライバルとなるトヨタの86やスバルのBRZの価格帯は約250万円から350万円ですから、戦略的意味合いを含めて同じような価格に設定してくるかもしれません。
とはいえ、流石に戦略価格とはいっても250万を切ることは現実的ではないでしょうから、200万円台の後半から350万円ぐらいでしょう。
その予想理由はもうひとつあり、ホンダはスポーツカーとしてZRX(新型S2000)の発売も予定していて、本格的なスポーツカーとは言えホンダの2ドアモデルであることには変わりませんので、価格帯を被せたくない事情もあります。
更に言えばS1000に関しても発売予定ですから、この2つのモデルと被らない価格帯を考えると250から350万円に設定せざる負えない社内事情があるわけです。
ホンダ新型プレリュードの予想発売日
実は2017年の東京モーターショーで公開されるのではないかと噂されていたのですが、残念ながら出展はありませんでした。
現状での予想では、2018年の後半のどれかのモーターショーでコンセプトカーを出展して、発売に関しては早ければ約1年後の2019年になるかもしれません。
ただしこれはスケジュール的に見てかなりタイトなので、おそらく2020年の発売となるでしょう。
先ずは2018年の後半のフランクフルトかアメリカのモーターショーでの出展を待ってみましょう。
ホンダ新型プレリュードのライバル車種
現代のモデルは明確なライバルモデルが想定されて開発されています。
ライバルモデルの性能や車両価格を横睨みしてニューモデルの詳細な内容が決まると言っても過言ではありません。
新型プレリュードの復活の話は世界的に成功したシビックの2ドアクーペという意味合いだけでなく、トヨタの86の成功も大きく関係しています。
トヨタ・86
言わずと知れたトヨタが現代に復活させたFRスポーツカーです。
運動性能の高さを追求するのではなく、車を操る楽しさをFRというパッケージングの中で追求した娯楽型モデルです。
ちょっと遊びすぎな気もしますが、スポーツカーはもうトヨタには作れないと言われていた時代からいきなり正反対に振り切ったコンセプトで登場して驚かせました。
スバル・BRZ
トヨタ側から共同開発の依頼を受けて最後の仕上げの部分はスバルらしい生真面目なセッティングで仕上げられたモデルです。
トヨタの86がかなり遊んでいるのに対して、純粋なスポーツカーとして性能を追求しています。
恐らく新型プレリュードのタイプRが発売となるならばこのBRZが最も近いコンセプトのモデルとなるでしょう。
マツダ・ロードスターRF
マツダのロードスター自体もそうですが、特にRFは強力なライバルでしょう。
動力性能は新型プレリュードに分があるでしょうが、世界が認めるスポーツかとしての資質とオープンにできるルーフという強みがあります。
新型プレリュードはデートカーというよりは走りにはロードスターよりもシビアな車となることでしょう。
これまでの歴代プレリュードを振り返る
プレリュードが日本の車業界の歴史に残した功績は大きかったです。歴代モデルの中で最も成功したモデルは、3代目モデルです。
復活する新型プレリュードは6代目モデルとなるわけですが、3代目モデルのコンセプトを現代の技術で再構築したモデルとなることでしょう。
ホンダ初代プレリュード
初代のプレリュードは、1978年に発売された2ドアのノッチバッククーペでした。
ホンダがFFの良さを生かした若者向けのスタイリッシュなクーペモデルとして開発していましたが、まだコンセプト的には洗礼されていない面がありました。
この時代のホンダにありがちな話ですが、日本国内よりも海外での評価が高かったモデルです。
ホンダ2代目プレリュード
2代目モデルがプレリュードがスペシャリティーカーという新しいジャンルを確立させた最初のモデルとなります。
当時のホンダは車体剛性の耐久性のよりも走行性能とデザインを優先して作られていました。
その中でもプレリュードは特にデザインを重視して作られたモデルでボンネットをとにかく低く設定しフロントマスクはスポーツカーの象徴とも言えたリトラクタブルヘッドライトを採用しました。
まるでフェラーリのような美しい低いボディラインを目指して開発されたモデルで、実際に多くの女性が好んだことでデートカーの対象として賞賛されました。
ホンダ3代目プレリュード
3代目のプレリュードは1987年にフルモデルチェンジで登場しました。
エクステリアデザインは2代目モデルのキープコンセプトとなりフロントボンネットの低さやリトラクタブルヘッドライトは継続して採用され、更にブラッシュアップされて都会的な美しいデザインへと生まれ変わりました。
更に運動性能を上げるためにサスペンションは前後ともにスポーツカー真柄のダブルウィッシュボーンを採用します。そして世界初となる4WSシステムを採用したことでも話題となります。
この3代目モデルがプレリュードの最盛期のモデルであり、スペシャリティーカーといえばこのプレリュードを誰もが連想したものです。
歴史上に名を残するモデルとなりました。
ホンダ4代目プレリュード
4代目モデルはコンセプトを少し変えて、少しスポーツカーに寄った2ドアのクーペモデルとなりました。
全幅を広げ、全長を短くしたことやロングノーズショートデッキとなったことで従来のスポーツカーのボディーラインとなり、更にアクの強いフロントマスクへと変更されました。
エンジン性能も高出力なVTECエンジンが搭載され性能面も大きく向上したのですが、日本国内ではバブル崩壊のタイミングと重なり、売り上げ的にはあまり成功したモデルとはなりませんでした。
ホンダ5代目プレリュード
4代目モデルが販売不振となったために5代目モデルにおいては、3代目モデルのコンセプトへと戻されました。
運動性能を追求したスポーツ性よりも都会的で美しいスペシャリティーカーとしての立ち位置に戻り、低いフロントボンネットに美しい造形のフロントマスクや均衡のとれたボディーシルエットに戻されました。
車としてのテクステリアデザインや運動性能は悪くはなかったのですが、スペシャリティーカーというモデルの旬がすでに過ぎたこともあり、このモデルを持ってインテグラに統合という形で販売を2001年に終了しています。
ホンダ新型プレリュードのまとめ
現在の日本の自動車メーカーはかなり元気を取り戻してきています。
従来のミニバンなどの利便性だけを追求したモデルだけではなく、スポーツカーや遊び心あふれるファッションセンス満載なモデルも登場してきています。
これは世界のトレンドも同じで新型フィアット500などもそうですし、新型ミニや新型ビートルといったモデルも実用性ばかりを追求したモデルではありません。
この流れの中で日本の自動車の歴史の中に革新的なモデルとして名を残すプレリュードが復活するというのも、何も不自然なものはありません。
走りだけを売りとしないスペシャリティーカーという難しいコンセプトにホンダが再び挑戦して、新しい時代の自動車生活への提案がなされるようなモデルが誕生することを願いたいものですね。
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