スバル新型XVの魅力とモデルチェンジの予定と内容
この記事のもくじ
国産メーカーの中でも私の好きなメーカーがスバルとマツダです。それとスズキも結構好きですね。
ホンダは昔は凄く好きだったのですが、最近のホンダ車はイマイチですかね。
昔の本田宗一郎が生きていて尖がっていた頃のホンダは好きだったんですが、大きくなり企業としての使命ゴーイングコンサーンを目指し、総合自動車メーカーとしてトヨタとガッチリ四つの勝負をし始めてからの車はピントこなくなりました。
それはグループとして多くの社員を抱えた上場企業としては、間違った選択ではないとも思います。
ただ私の個人的な我儘な嗜好の車では、なくなってしまってきているということですね。
この2社でも少し方向性は異なり、スバルは技術屋として高いテクノロジーでその想いを実現することが多く、マツダは職人の様な拘りと経験からその想いを形にしていることが多いメーカーです。
最近のスバルは、デザイン面も良くなり実力通りの正当に評価されてきていますね。
今回は、スバルでも人気のXVの年次改良・マイナーチェンジの最新情報とここまでの歴史を見ていこうと思います。
スバル新型XVのモデルチェンジ情報
スバルは、基本的に毎年ごとに年次改良を行い、新技術を出し惜しみなく投入していきますし、大幅なアップデートも施しモデルチェンジを進めていきます。
通常のスバルのモデルはニューモデルがA型であり、年次改良が行われるごとにアルファベットがB型・C型・D型と進んで行きます。
それが新型XVに関しては、なぜ新型モデルがB型から始まったかというと、実は車体登録上は、まだインプレッサの1つのグレードとしてカウントされているためです。
実際に車検証に記載されている型式は、1.6LモデルがGT3・2.0LモデルがGT7となり、インプレッサと同じになっています。
それではXVのモデルチェンジ情報は、2019年モデルのD型へ年次改良(マイナーチェンジ)の内容に関して、今回は見ていきましょう。
しかも新型XVに関しては、計画的に投入が予定されている新技術があるんです。
プラグインハイブリッドシステム(PHV)
海外仕様には、プラグインハイブリッドモデルの設定を予定していて、北米向けは2019年には確実に発売となると思われます。
ZEV規制とは、ゼロ・エミッション・ビークルの略称で、アメリカの排気ガス規制を段階的に厳しくしていく法規です。その規制で2018年からハイブリッドが対象車から排除され、電気自動車とPHVを販売しなければ厳しいペナルティーが科せられます。
その為にスバルは2019年内には、確実にPHVを発売するはずなんです。
しかもXVに搭載予定のシステムは、トヨタ製のハイブリットシステムのプラグインハイブリッドシステム(PHV)を利用したモノとなります。
これはトヨタの最新の新型プリウスPHVと同じシステムとなり、プリウスPHVで実現するJC08燃費40km/Lには及ばないものの、AWDの駆動方式の車としては、EV航続距離は60kmと驚異的な燃費性能を発揮する可能性があり大変楽しみなモデルです。
スバル新型XV・PHVのAWDシステムはトヨタが既に完成させているハイブリッドシステム専用の4WDシステムであるE-Fourシステムを使わず、敢えてシンメトリカルAWDを採用してスバルらしさを生産性に優先する拘りを見せているようです。
これは”さすがスバルっ!お見事”という選択ですね。
これはトヨタが説明するプリウスPHVのシステムの動画です。
スバル新型XVのダウンサイジングターボエンジン
2018年の年次改定時には、レヴォーグやインプレッサに搭載されている1.6リッター水平対向4気筒ターボエンジンが追加となると見られていました。
このエンジンであれば、常用回転域から最大トルクを発生するために非常に乗りやすく質感の高い走り味を実現できることでしょう。
現在は技術的に搭載は可能なのですが、供給体制の面と販売の平準化の方針から現行モデルではラインナップされていなかったと思われていました。
C型では、従来の1.6Lと2Lの自然吸気エンジンとマイルドハイブリッド「e-BOXER」の3つのパワーユニットとなり、ターボシステムのエンジンは存在しません。
XVの性格上自然吸気エンジンの方が、マーケット的に相性が良いと判断してのことです。
XVに関しても、排気量のダウンサイジングという世界的流れに乗る可能性が高いという事です。
アイサイトツーリングアシスト
2019年の年次改良では、アイサイトのアップグレードが行われアイサイトツーリングアシストとなるのは確実です。
2017年の年次改良のレヴォーグD型に初搭載となり、レガシィB4のD型への年次改良時に搭載されてきたものです。
そのために2019年のXVの年次改良では確実と見られているわけです。
アイサイトツーリングアシストでは、新機能「TJA(トラフィック・ジャム・アシスト)」準自動運転システムが搭載されて、車線中央維持技術が改良されて65km/hまでの低速度域でも利用できるようになり、全車速追従機能となります。また渋滞時カーブ追従機能は自動車専用道路での利用が低速度粋でも可能となると予想されています。
スバル新型XVのエクステリアデザインの変更点
エクステリアデザインは、フロントグリルやガーニッシュ、それにアルミホイールのデザイン変更程度の小変更に留まります。
スバル新型XVのインテリアデザインの変更点
新型XVのインテリアは、大きな変更点はありません。
スバル新型XVの予想車両価格
今回の年次改良では、ベースモデルとしてはほぼ据え置きとなり現行モデルと同じ車両価格となるそうですが、アイサイトに関しては、アイサイトがツーリングアシストへとアップグレードされることに寄り搭載される新技術分だけ価格が上がると思われます。
ただXVではアイサイトが全車標準装備ですから、現実的に5万円前後の値上がりとなるでしょう。
スバル新型XVの予想発売日
スバル新型XVの発売日は、2019年9月中に先行受付となり、2019年10月か11月になるでしょう。
プラグインハイブリッドモデルは、アメリカでは2019年内に発表となり、日本よりも先行発売となるでしょう。
スバル新型XVのライバルの動向
スバル新型XVのライバルも強力なモデルを各メーカーが発売しています。
新型XVも素晴らしい出来の車ですが他のモデルどれも甲乙つけがたい車ばかりですよ。
トヨタ新型C-HR
トヨタの渾身のクロスオーバーSUVとなります。
燃費性能なども素晴らしいのですが、やはりトヨタらしからぬエクステリアデザインが魅力です。
現在でも納車待ちになる程の大人気となっています。
ホンダ新型ヴィゼル
今売れに売れているヴィゼルです。このクラスのクロスオーバーSUVの王道はこの車であると言えます。
ハイブリッドモデルも追加されて万全の守りで他社の新型モデルを迎え撃ちます。
ホンダらしいエクステリアデザインと利便性の高い室内空間が人気です。
マツダ新型CX-5
現在は非常に評判の良いマツダのスカイアクティヴモデルのスタートは、このCX‐5から始まりました。
そして遂にスカイアクティブも第1世代の最終形の新型CX-5へとモデルチェンジしました。
洗礼されたエクステリアデザインは惚れ惚れするものがありますね。
スバルXVの歴史とは?
当時にフォレスターが車格を上げたことにより、インプレッサベースのクロスオーバーSUVというポジションが空位となります。
XVは、そのことを受けて新しくインプレッサの1グレードとして誕生したモデルです。
モデルチェンジをして2代目になることを機に、インプレッサから独立する形でスバルXVとして発売されました。
モノコックボディーのクロスオーバーSUVとしては、スバル定評のAWDの性能が高いために走破性が高いことも特徴となります。
スバル初代 XV GH系 販売期間2010年-2011年
初代XVは、独立したモデルではありませんでした。インプレッサの特別仕様車というモデルであり、インプレッサのボディーを使いSUV風に仕上げてありました。
元々スバルは4WD技術が有名なこともあり、このインプレッサXVのSUVイメージが強い仕様は人気を得ます。
しかしインプレッサ自体が、フルモデルチェンジを行ったために僅か1年の販売期間でこのインプレッサXVもフルモデルチェンジとなります。
スバル2代目 XV GP系 販売期間2012年-2017年
現行モデルの2代目が発売になると、ベースがインプレッサであることは同じではありますが、特別仕様車という車ではなくなります。
この現行のスバルXVは、ネームバリューの低さをハンデとせずに、都会的な乗り味だけでなくラフロードにおける走破性の高さ、そしてスバル自慢の安全技術であるアイサイトの性能と車の完成度が高評価を得ます。
更に車両価格が抑えられていて、非常にコストパフォーマンスの優れた車となっています。
海外で人気の2代目スバルXV
スバルXVは、実は海外での人気が非常に高いモデルです。
これはスバルXVがSUVというジャンルの車であるので、スバルの伝統のボクサーエンジンと4WDの性能を発揮する場が多くその評価が高いためです。
クロスオーバーSUVとは言え、アスファルトの上を走らせることの多い日本とは異なり、ラフロードを走ることの多い海外では、スバルの技術の信用性の高さを証明しているからです。
そのような状況なので、アジア・ヨーロッパ・アメリカ。アフリカと海外の多くの国で、それぞれの国民性に合わせたCMが流されています。
フランスのCM
タイのCM
サウスアフリカのCM
これは新型XVのアメリカのCMです。
向こうでの車名はXVではなく、Crosstrekになります。
2代目スバルXVは、ボディーカラーが印象的!!
2代目スバルXVのボディーカラーには全9色ありましたが、この中でも特にこの3色のボディーカラーがスバルXVのキャラクターと合っていましたね。
その素晴らしいボディーカラーを見てみましょう。
タンジェリンオレンジ・パール
やっぱりスバルXVといったら、このボディーカラータンジェリンオレンジパールですよ。
武骨なイメージとなりやすいSUVに少しポップなオレンジを組み合わせることで、都会的でオシャレな車にしてくれています。
このオレンジのスバルXVに乗っているだけで人生を謳歌しているイメージがしますよね。
ハイパーブルー
流石にオレンジはちょっと恥ずかしいんだけど、、、、、、という人にはこのハイパーブルーも人気でした。
フランス人が好みそうな色でパリの街並みを走るのが目に見えるようなボディーカラーです。
デザートカーキ
いやいや、オレンジでも水色でもちょっとオシャレすぎて気後れするんだけどって人には、最終兵器です。
派手ではないのにスバルXVらしさを表現している良いボディーカラーで、非常に珍しいボディーカラーでもありますね。
2代目スバルXVのホイールデザインが印象的!!
東京モーターショーに展示されたXVにはスバルらしからぬ(?)オシャレな星型のホイールが装着されていました。
今やスバルXVというと星型のデザインのホイールが連想されるほど、新生XVのイメージを形成するものとなりましたし、3代目のXVにも引き継がれています。
2代目スバルXVは特別仕様車が印象的!!
スバルXVハイブリッドts
オシャレなので人気なのが納得できるXVですが、更にオシャレな特別仕様車がスバルXVには存在しています。
このモデルは、2016年10月25日に発売されたハイブリッドをベースとした特別仕様車で、エクステリアと徹底した足回りの専用チューンも施したSTIによるコンプリートカーです。
エンジンに関しては、通常のスバルXVハイブリッドのエンジンと全く同じで特別なチューンは施されていません。
少しスペック等も見てみましょう!
エンジンに関して
- エンジン 2.0ℓ 水平対向DOHCボクサーエンジン+モーター
- 最高出力 [ネット] 110kW(150PS)/6000rpm 最大トルク [ネット] 196N・m(20.0kgf・m)/4200rpm
- モーター最高出力 10kW(13.6PS) モーター最大トルク 65N・m(6.6kgf・m)
変更点のある特別仕様部分は下の写真から分かります。 特別仕様車の変更点はエクステリア・インテリア・足回りの3点で行われています。多くの変更点が高レベルで行われているのでかなりお買い得な内容になっています。
この3点をそれぞれ見ていきましょう。
エクステリアに関して
都会的でハイセンスなエクステリアとなっていますね。XVのコンセプトに合っていますね。
- HIDロービームランプ(ブルーインナーレンズ、ブラックアイライン)[ヘッドランプレベライザー(オート)、ポップアップ式ヘッドランプウォッシャー付]
- STI製フロントスポイラー(オレンジピンストライプ)
- STI製サイドアンダースポイラー(オレンジピンストライプ)
- フロントフォグランプカバーデカール(STIロゴ入り)
- ダークメッキ加飾付フロントグリル
- ブラック電動格納式リモコンドアミラー(LEDサイドターンランプ&ターンインジケーター付)
- カラードドアハンドル
- ルーフエンドスポイラー(LEDハイマウントストップランプ内蔵、オレンジピンストライプ)
- STIオーナメント(フロント、リヤ)
- tSオーナメント(リヤ)
インテリアに関して
インテリアに関しても質感が上がる多くの装備を採用していますが、正直オレンジが気に入らない人はいそうですね。
- インパネ加飾パネル(ピアノブラック調+ダークキャストメタリック)
- ドアトリム加飾(アイボリー、オレンジステッチ)
- ドアアームレスト(オレンジ表皮、オレンジステッチ)
- パワーウインドゥスイッチパネル(ダークキャストメタリック加飾、メッキ加飾付スイッチ)
- STIロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)
- フロントコンソール(ダークキャストメタリック加飾パネル、レザー調素材巻+オレンジステッチ)
- スライド機構付コンソールリッド(オレンジステッチ)
- 専用シート[メイン:ウルトラスエード&本革(ブラック)/サイド:合成皮革(オレンジ)&トリコット(アイボリー)、オレンジステッチ、STIロゴ型押し、フロントシートヒーター付]
- 可倒式&上下調整式フロントシートヘッドレスト(オレンジステッチ)
- リヤシートヘッドレスト(オレンジステッチ)
- インパネセンターバイザー(レザー調素材巻)
- 本革巻セレクトレバー(オレンジステッチ、ダークキャストメタリック加飾)
- ピアノブラック調加飾パネル
- シフトブーツ(オレンジステッチ)
- 本革巻ステアリングホイール(オレンジステッチ、STIオーナメント、シルバー/ブラック加飾&ダークキャストメタリック加飾付)
- 左右独立温度調整機能付フルオートエアコン(抗アレルゲンフィルター付)(メッキリング/シルバー&ピアノブラック調&オレンジベゼル付エアコンダイヤル)
- 高剛性クランプスティフナー(左右)付電動パワーステアリング
足回りに関して
特にSTIが本領を発揮しているのが足回りと言えます。
当然ですがSTI製の専用パーツが多数使用されています。足回りだけでかなりのコストが掛かっていると思います。
- STI製フロントストラット&コイルスプリング
- STI製リヤダンパー&コイルスプリング
- STI製フレキシブルタワーバーフロント
- STI製フレキシブルドロースティフナーフロント
- 17インチアルミホイール(オレンジ塗装&切削光輝)
スバルXVハイブリッドtSの車両価格
通常のXVハイブリッドと比べるとその価格差は約50万円にもなるのですが、上記で見てきたように多くの変更点と特別装備が搭載されていますので大変魅力的なモデルと言えます。
この様なオシャレな特別仕様車があることもXVのイメージアップとなりました。
3代目XV(現行モデル)を見てみよう!
現行モデルのXVのスペック等を詳しく見ていこうと思います。
エクステリアデザインは、コンセプトモデルから発売へ
3代目モデルに関しては、既に世界的に人気が出ていたので、発表前から色々と話題になっていました。
スバルもXVの人気と注目度は理解しているので、新型モデルの正式発表に向けてコンセプトモデルを随時公表して機運を高めていきました。
3代目XVの具体的なコンセプトモデルは2モデル公開されていて、最初のモデルは2014年のスイスのジュネーブ国際モーターショーで公開された”SUBARU VIZIV 2 CONCEPT(スバル ヴィジヴ 2 コンセプト)”になります。
基本的なラインの組み方は、変わりありませんでしたが、流石にリアドアの処理はここまで凝ったものにはなりませんでした。そして2016年のスイスのジュネーブ国際モーターショーでは、より現実的になった”SUBARU XV CONCEPT(スバル XV コンセプト)”を公開しました。
新型インプレッサに似たデザインのこのコンセプトモデルは、ほぼ新型スバルXVのエクステリアとなりました。出典 http://www.fhi.co.jp/press/news/2016_03_01_1963/
このオレンジの刺し色がオシャレですね。出典 http://www.fhi.co.jp/press/news/2016_03_01_1963/
AピラーからCピラーへの流れが美しいですね。 出典 http://www.fhi.co.jp/press/news/2016_03_01_1963/ 出典 http://www.fhi.co.jp/press/news/2016_03_01_1963/ 出典 http://www.fhi.co.jp/press/news/2016_03_01_1963/ 出典 http://www.fhi.co.jp/press/news/2016_03_01_1963/
動画で見るとイメージが掴みやすいですね。
そして”第87回ジュネーブ国際モーターショー”が2017年の3月に開催(プレスデー:3月7~8日、一般公開日:3月9~19日)されました。
ネットでは、そこに先駆けて先ずはシルエットしか見えない写真をリリースです。そして正式に発表された新型スバルXVの姿です。
今回はインプレッサから完全に独立したモデルという位置付けとなりましたが、エクステリアデザイン的にはインプレッサのSUV版といのは良く分かりますね。特にフロントライトは同一のものですし、フロントグリルも同形状のモノですから印象は同じで当然ですよね。 ただしこのインプレッサデザインはSUVの方が合っているんじゃないかと思いますね。
なかなかカッコいいですね。 スバルが公式に公開している新型XVのイメージビデオです。
”第87回ジュネーブ国際モーターショー”で展示された新型XVの動画になります。
私が好きなモータージャーナリストの河口まなぶさんは”第87回ジュネーブ国際モーターショー”に行かれたようです。
スバル新型XVの基本スペック
スバル新型XVのプラットフォーム
新型インプレッサと同じく新世代プラットフォーム「SGP」(Subaru Global Platform)が採用されます。スバル新型XVは新型インプレッサに続いて、新世代プラットフォーム”SGP”が採用される第2段のモデルとなります。
新世代プラットフォーム”SGP”の特徴の1つに多くの車種に多様に応用できるマルチプラットフォームである点です。先ずは新型インプレッサから採用されて第2段が新型XVとなり、この後は上級車種である新型レガシー・新型WRX・新型フォレスターと採用されていくことが決まっています。
そして新世代プラットフォーム”SGP”で実現すべき最大の目的は、基本的な現代性能の大幅な向上で軽量化を課題に剛性アップを行いステアフィールの改善による操作性能の向上や車内空間を拡大することで快適性を改善した上で、世界の国々が持つの衝突安全基準に対応することが可能な衝撃吸収構造も確保しているものです。
もちろんハイブリッドシステムも搭載可能な設計となっています。
新世代プラットフォーム”SGP”は、スバルが発表しているロードマップの中期計画”際立とう2020”の中核を担うスバルグローバルプラットフォームと呼ばれるプラットフォームです。
スバル新型XVのボディーサイズ
- 全長 4465mm x 全幅 1800mm x 全高 1550mm
- ホイールベース 2670mm
先代のスバルXVとほぼ同じ寸法になりました。これは現在のコンセプトとしてベストサイズと考えているということですね。
因みに上記したコンセプトカーの”SUBARU XV CONCEPT(スバル XV コンセプト)”のボディサイズは下の数字です。
- 全長 4520mm × 全幅 1920mm × 全高 1570mm
ローアンドワイドなスタイリッシュを絵に描いたようなボディーサイズでしたから、このカッコ良さを現実的なサイズの中でどれだけ再現できるかが課題となっていたと思いますが、素晴らしい再現性だと思います。
これは最低地上高200mmと、余裕のある地上高を確保して高い走破性を実現しているにもかかわらず、全高 1550mmと立体駐車場に収納することが可能な車高なんです。
これにより他のSUVより新型XVを購入できる層が広がっていると言えます。
スバル新型XVのトランスミッション
- マニュアルモード付リニアトロニック CVT
クロスオーバーSUVという車の性格にあったマニュアルモード付きCVTのトランスミッションのみの搭載となります。
変速比に関してはオフロード用ではなくシティーユースを優先したセッティングとなります。1.6i EyeSightには、マニュアルモードも搭載されません。
スバル新型XVの駆動方式
- シンメトリカルAWD
シンメトリカルAWDとは、水平対向ボクサーエンジンと4WDシステムそしてトランスミッションを縦一列に並べることで、高バランスの左右対称を実現することで高い運動性能を発揮するシステムをシンメトリカルAWDと呼んでいます。
シンメトリカルとは左右対称を意味します。
スバルとポルシェのみが量産化しているこのエンジンにより、シンメトリカルAWDはスバル独自の技術となっているわけです。
シンメトリカルAWDは、全車標準装備され、FFのモデルは存在しません。
水平対向ボクサーエンジンと4WDシステムそしてトランスミッションを縦一列に並べるこのシステムは水平対向ボクサーエンジンを持たないスバル・ポルシェ以外のメーカーでは、実現が難しいためにスバルのアイデンティティーとなってます。
そしてFFに関しては、本当なら車両価格が抑えられて軽快な走りの味となるのでクロスオーバーSUVとして街中を走るにはFFの方が合っているとも言えますよね。
数多くあるスバルらしさが1つ無くなるだけですから、FFも車の性格に合っていて良いモデルとなると思いますけどね。
スバル新型XVの搭載エンジン
- 水平対向ボクサーエンジン
ボクサーエンジンとは、ピストンが左右に向き合った水平方向に往復するものです。このために独特のパワーフィールとエンジン音を奏でます。
エンジン自体をコンパクトにすることが出来るので軽量である上に低い位置にエンジンをマウントすることが出来るので、高い運動性能を引き出すことが可能です。
スバルとポルシェのみが量産に成功しているエンジンです。
◎ガソリンエンジン:FB16型 1.6リッター水平対向4気筒NAエンジン
- 最大出力:85(115)/6200回転
- 最大トルク:148(15.1)/3600回転
- 燃費性能JC08モード燃費 16.2km/L
- 燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
◎ガソリンエンジン:FB20型 2.0リッター水平対向4気筒
- 最大出力:113(154)/6000回転
- 最大トルク:196(20.0)/4000回転
- 燃費性能JC08モード燃費 16.4km/L
- 燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
1.6リッターと2.0リッターの水平対向4気筒の自然吸気エンジンが搭載されます。パワーやトルクの出方がスムーズなのでSUVの性格には合っているとも言えます。
そしてC型となる年次改良での目玉として、フォレスターハイブリッドに搭載されたマイルドハイブリッドシステムのe-BOXSTERが採用されました。
このe-BOXERを積んだグレードは、アドバンス(Advance)として従来のグレードの追加されています。。
e-BOXERとは、スバルが開発した新型マイルドハイブリッドシステムであり、スバル自慢の水平対向ボクスターエンジンにマイルドハイブリッドシステムのモーターのユニットに、シンメトリカルAWDレイアウト(四輪駆動)を組み合わせて、モーターのみでの走行も可能とするパワーユニットです。
アドバンス(Advance)は、ハイブリッドシステムのイメージを表現した特別装備を施したモデルとなります。
◎ハイブリッドエンジン:2.0L DOHC 直噴+モーター(e-BOXER)
- 最大出力:107kW(145PS)/6000rpm
- 最大トルク: 188N・m(19.2kgf・m)/4000rpm
- 燃費性能JC08モード燃費 19.2km/L
- 燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
スバル新型XVの最新技術の装備
スバル新型XVに搭載されるアイサイトに関しては、新型インプレッサが最新アイサイトver3となりアイサイトver4ではなかったことからも分かる様に、スバル新型XVに関してもアイサイトver3の最終バージョンとなりました。
更に新型インプレッサで初採用された対歩行者用エアバッグも全車標準装備となります。
アイサイト Ver3
アイサイトはスバルが誇る事故防止を目的としたステレオカメラにより実現した5つの機能を備えた運転支援システムです。
特に国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構による自動車アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価では、衝突を避けられない場合に自動でブレーキをかける技術など先進安全技術を搭載した自動車の安全性能を試験・評価するもので、アイサイトが最高ランクを獲得しています。
スバルXVを試乗してアイサイトの性能テストをしています。
今まで安全性能技術に対して懐疑的な人も見てみると考え方を改めざるおえない様な性能を示しています。
自分のコントロールで車を操作することを好む私も唸るような内容でした。
X-MODEを初搭載!!
新型XVの注目の技術はAWD制御システムの「X-MODE」を初搭載したことです。これにより格段に悪路の走破性があがりました。
下はX-MODEの技術解説動画です。
そのX-MODEを体験するインプレッション動画です。
スバル新型XVのインテリア
今までのXVは、インプレッサの派生モデルとした基本部分のインテリアが共通だったのですが、新型XVでは独立モデルとしてスバル新型XV専用のインテリアとなりました。
スバル新型XVのグレード
エンジンは3タイプで、アイサイトも全車標準装備ですのでグレード2種類とAdvanceというシンプルなものとなります。
- 1.6i EyeSight
- 1.6i-L EyeSight
- 2.0i-L EyeSight
- 2.0i-S EyeSight
- Advance
スバル新型XVの車両価格
車両価格も、2つのガソリンエンジンに2グレード、そしてハイブリッドモデルの5パターンに分かれています。
1.6L 水平対向4気筒
- 1.6i EyeSight メーカー希望小売価格2,138,400円(消費税8%込)
- 1.6i-L EyeSight メーカー希望小売価格2,268,000円(消費税8%込)
2.0L 水平対向4気筒
- 2.0i-L EyeSight メーカー希望小売価格2,505,600円(消費税8%込)
- 2.0i-S EyeSight メーカー希望小売価格2,700,000円(消費税8%込)
e-BOXER
- Advance メーカー希望小売価格2,829,600円(消費税8%込)
性能を考えると、これは素晴らしいコストパフォーマンスだと思います。
スバル新型XVの全ボディーカラー
新型XVは全ボディーカラーが8色となります。
クールグレーカーキサンシャインオレンジピュアレッドクォーツブルー・パールダークブルー・パールクリスタルホワイト・パールアイスシルバー・メタリックダークグレー・メタリッククリスタルブラック・シリカ
スバル新型XVの試乗インプレッション動画
多くのジャーナリストも新型XVに関しての感想は好意的ですね。
スバル新型XVのモデルチェンジの予定と内容のまとめ
今回は、スバルの人気クロスオーバーSUVであるXVのモデルチェンジ内容に関して詳しく見てきました。
新しいプラットフォームを得て、基本性能が大きく向上した新型XVは、本当に魅力的なモデルですね。
しかも新型XVでは、AWDのPHVモデルが発売予定ということで、背の高いAWDの車に抜群の燃費性能を備えたモデルとなるわけですから、日本の自動車界にも価値のある魅力的なモデルとなります。
革新的な取り組みがスバルらしさであり、世界的にスバリストと呼ばれる熱狂的なファンがいるのも、このスバルのモノ造りへの姿勢が伝わっているからなのでしょう。
スバルには、トヨタグループの中に存在していてもトヨタの合理主義に飲み込まれずに独自の車を造り続けてくれることを期待します。
スバル新型XVやヴィゼルなどの新車を買おうか考えている人に必ず車が安く買える方法があります。
誰でも出来る簡単に車を30万円以上安く買える方法とは?
車を買うのは基本的に値引き交渉が必要ですが、その交渉にもコツがありますが、事前準備の方がもっと重要なんです。
この裏のからくりを知らないで車を買うと、”ディーラーに騙されたよっ!”って、後で後悔する人もいるぐらいです。
その記事は”誰でもわかる30万円以上安く車が買える方法とは?”になります。
簡単な方法ですから、大好きな車を安く買って快適なカーライフを手に入れて下さいね。